米Googleは4日、Android向けの新たな機能として、AIを活用した詐欺検出やリアルタイム位置情報共有などを発表しました。これらはユーザーの安全を守りつつ、コミュニケーションの質を高める目的で開発されています。
AIを用いた詐欺検出機能では、Googleメッセージでやり取りされるテキストメッセージを解析し、詐欺で使われやすい会話パターンを自動で検知します。
一見無害に見えるメッセージでも、詐欺の兆候を察知するとリアルタイムで警告が表示され、ユーザーはすぐに会話をブロックしたり報告したりできるようになります。この機能は、ユーザーが金銭や個人情報を失う前の段階で防止策を講じることが可能です。
さらに、新たに追加されたリアルタイムの位置情報共有機能では、家族や友人と簡単に位置情報を共有し、地図上でお互いの居場所を確認できます。
スマートフォンやタブレットの機種を問わず共有が可能であり、家族が無事に帰宅したかを確認したり、友人との待ち合わせをスムーズにしたりすることができます。位置情報の表示範囲はユーザー自身が管理可能で、プライバシーにも配慮されています。
また、Android Autoを利用するユーザー向けに、車内で待機している間にゲームを楽しめる機能も追加されました。スマートフォンで「Farm Heroes Saga」「Candy Crush Soda Saga」「Angry Birds 2」「Beach Buggy Racing」などをダウンロードしておけば、車載ディスプレイで気軽に楽しめるようになります。ただし、安全のため、運転中の使用はできず、停車中にのみ利用可能です。
さらに、Chromeブラウザには新たに価格通知機能が実装されました。ユーザーがオンラインで商品を探す際、ブラウザが「最安価格通知」を表示し、購入の最適なタイミングを案内します。これにより、ユーザーは最もお得なタイミングを逃すことなく買い物ができるようになります。
Androidの新機能に関する詳細は、公式サイトで確認することができます。