2024年6月17日、TikTokは、商品の広告やブランドイメージの周知のために、コンテンツの作成者や俳優のAIアバターを使った「AI吹き替え」ツールの提供を発表しました。同社はまた、広告やブランドコンテンツの到達範囲を拡大するため、「AIダビング」ツールも提供を開始します。
アバターは2種類が用意されており、このうち「カスタムアバター」はコンテンツの作成者やスポークスパーソンを表現し、ブランドイメージの到達範囲を広げます。一方「ストックアバター」はアバターとしての利用を許可した俳優を使って作成し、ビジネス用のコンテンツに人間味を加えます。
AIアバターは作成者がコントロールでき、料金やライセンスも設定可能です。
この新しい「AI吹き替え」ツールは、コンテンツを英語・日本語・韓国語・スペイン語など10言語に翻訳し、希望の言語で吹き替えビデオを作成します。この機能により、世界規模で顧客とのコミュニケーションが可能になります。
これらの新機能は、5月に発売された、生成AIを活用した広告ソリューションのパッケージソフト「TikTok Symphony」の一部として提供されます。このパッケージソフトには、スクリプト作成・ビデオ制作・資産強化のためのツールが含まれます。
TikTokは、親会社のByteDanceが1年以内にこのアプリを売却しない場合、米国内で使用禁止になる可能性があるにもかかわらず、広告事業を拡大し続けています。
出典:Meet Symphony Avatars: TikTok’s New Creative AI Tool | TikTok Newsroom