Adobe Express(旧Spark)のAI生成機能がさらに進化し、注目を集めています。
写真の生成や編集、テキストの装飾など、多彩なAI機能を無料から利用可能で、特に生成塗りつぶし機能は、写真の一部を自然に補完できると好評です。
Adobe Fireflyの技術を活用した商用利用可能なAI機能により、クリエイティブな作品制作の可能性が広がっています。
本記事では、Adobe Expressの各AI機能の使い方や料金プランについて詳しく解説します。
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Adobe Expressの生成AI機能とは?商用利用可能で安心
Adobe Expressの生成AI機能は、Adobe独自のAIモデル「Adobe Firefly」を搭載した次世代のクリエイティブツールです。
画像生成や編集、テキスト装飾など、様々なクリエイティブ作業をAIがサポートします。
最大の特徴は、すべての生成AI機能が商用利用可能な点です。
学習データに著作権クリアな画像のみを使用しているためで、ビジネスでの利用も安心です。
Adobe Fireflyに関しては、以下の記事で詳しく紹介していますので、ぜひご確認ください。
Adobe Expressの料金プラン!7日間の無料お試し実施中
Adobe Expressを利用する場合、大きく分けて3つのプランから選択できます。
無料プラン | プレミアムプラン | グループ版 | |
---|---|---|---|
ストレージ | 5GB | 100GB | 1ユーザーあたり1TB |
生成クレジット | 毎月25の生成クレジット | 毎月250の生成クレジット | 1ユーザーあたり毎月250の生成クレジット |
テンプレート | 10万点以上の画像・動画用テンプレートを利用可能 | 画像・動画用のプレミアムテンプレートをすべて利用可能 | 画像・動画用のプレミアムテンプレートをすべて利用可能 |
税込月額料金 | 0円 | 1,180円 | 700円(一人当たり) |
無料プランでも基本的な編集機能や一部の生成AI機能を利用できますが、プレミアムプランへのアップグレードで、より高度な機能や制限のない生成AI機能を使用できるようになります。
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Adobe Expressの生成AI全機能の使い方
Adobe Expressには、クリエイティブな作業をサポートする多彩な生成AI機能が搭載されています。
画像生成や編集、テキスト効果、アニメーション作成など、直感的な操作で高品質なコンテンツを制作できます。
これらの機能は、Adobe Fireflyの最新技術を活用しており、商用利用も可能な安全な学習データに基づいています。
以下では、Adobe Expressの主要な生成AI機能について、具体的な使い方を解説していきます。
生成塗りつぶしを使用したオブジェクトの挿入と削除
「生成塗りつぶし」は、画像内の要素を自然に削除したり、新しい要素を追加したりできるAI機能です。
Adobe Express ホームページで、AIで生成を開きます。
ポップアップが表示されるので、オブジェクトを挿入を開きます。
編集したい画像を開き、テキストボックスにプロンプトを入力し、生成したい内容を記述します。
ブラシサイズスライダーを使用してブラシサイズを選択し、変更したい箇所をブラシで塗りつぶします。
「挿入」を押して生成を実行し、内容を確認します。
いくつかパターンが作成されるので、希望に合ったものを選択・保存しましょう。
ブランドを適用 – 再配色
「ブランドを適用 – 再配色」機能は、画像やデザインの色調をブランドカラーに合わせて自動調整できるAI機能です。
ロゴやブランドガイドラインに沿った統一感のあるデザインを簡単に作成できます。
Adobe Express ホームページで、編集したい画像やロゴを、「自分のコンテンツから開始」で開きます。
左メニューから「ブランド」を選択し、ブランドにあったトンマナを作成します。
既存のブランドキットがある場合は選択し、新規作成の場合は「+」から色を追加してください。
左上の「配色」を選択し、AIが提案する複数の配色案から好みのものを選択してください。
「シャッフル」を押すと、パターンを変更することができます。
サイズ変更 – 拡張
「サイズ変更 – 拡張」は、AIを活用して画像のサイズや比率を変更する際に、自然な形で画像を拡張できる機能です。
サイズを変更したい画像を選択し、アップロードします。
左上のメニューから「サイズ変更」を選択します。
プリセットサイズから選択(Instagram、Facebook等)するか、 カスタムサイズを入力してサイズを指定します。
AIが画像の周囲を自然に補完してくれます。
テンプレートを生成
「テンプレートを生成」は、AIがテキストプロンプトから目的に合わせたデザインテンプレートを自動生成する機能です。
SNSポスト、チラシ、プレゼンテーションなど、様々な用途のテンプレートを素早く作成できます。
TOPページから「AIで生成」をクリックします
ポップアップが表示されるので「テンプレートを生成」をクリックします。
プロンプトにデザインのイメージや目的を入力し「生成」を押します。
AIが生成した複数のテンプレート案から選択します。
希望に合わない場合は、生成性が可能です。
画像をクリックするとそのまま編集画面が開くので、テキストや色合いを変更できます。
書き換え
「書き換え」機能は、テキストコンテンツをAIが自動で別の表現に書き換える機能です。
トーンや長さを調整しながら、より魅力的な文章を作成できます。
修正したい文章が掲載されているファイルを開きます。
アップロードしたファイルの中の、書き換えたい文章を選択しポップアップメニュー内の「書き換え」をクリックします。
「言い換える」「短くする」など生成後のイメージを設定して「生成」をクリックします。
結果が表示されますので、内容を確認してください。
内容に問題がなければ「置換」をクリックし、文章を置き換えます。
アニメーション化
「アニメーション化」は、静止画や複数の画像をAIの力で自動的にアニメーション化する機能です。
編集したいファイルを開き、アニメーション化したい部分を選択します。
左メニューの「アニメーション」から、イメージに合ったアニメーション方法を選択します。
動作時間など、細かい調整をバーで行います。
「プレビュー」を押して、編集結果を確認しましょう。
出来上がった内容は、右上のボタンからダウンロードと共有が可能です。
字幕を自動生成
「字幕を自動生成」は、動画のナレーションや会話を自動的にテキスト化し、タイミングを合わせて字幕を生成するAI機能です。
トップページのメニューから「字幕を自動生成」を選択します。
字幕を作成したい動画をアップロードすると、自動で字幕を生成します。
生成が完了したら、右のメニューからイメージに沿って字幕のスタイルを設定します。
設定が完了したら「ダウンロード」をクリックし、字幕付きの動画をダウンロードします。
実際に再生してみると、自然な形で字幕が付いている事が分かります。
テキスト効果を生成
「テキスト効果を生成」は、AIを使って文字に独創的な装飾効果を追加できる機能です。
テキストプロンプトを入力するだけで、魅力的なテキストデザインを自動生成します。
編集したいファイルをアプロードし、装飾を施したいテキストを選択します。
左メニューから「テキスト効果を生成」をクリックします。
プロンプトに希望するスタイルを入力するか、サンプル効果を選択して文字に反映させる装飾を選択します。
好みのデザインを選択すると、文字に装飾が反映されます。
カスタムモデル
Adobe Fireflyのカスタムモデルは、「テキストから画像生成」機能を活用し、ブランドに適した画像バリエーションを生成するためのものです。
ユーザー自身の画像を用いてモデルをトレーニングすることで、製品写真やキャラクターデザインなど、生成されるコンテンツがブランドのアイデンティティと一致するようになります。
これにより、新たなアイデアの探索、異なる背景の視覚化、革新的なコンテンツの生成、特定のセグメントに合わせたコンテンツのカスタマイズが可能となります。
ただし、Adobe Fireflyでカスタムモデルをトレーニングするには、Fireflyカスタムモデルのトレーナーとしての利用資格が必要です。
詳細はAdobeの担当者へお問い合わせください。
背景を削除
「背景を削除」は、AIを使って画像から背景を自動的に切り抜く機能です。
人物や物体を素早く切り抜き、別の背景と組み合わせたり、透明な背景のビジュアルを作成したりできます。
TOPページのメニューから「背景を削除」を選択します。
背景を削除痛い画像をアップロードします。
画像をアップロードすると、自動で背景の削除が実行されます。
背景を削除した後、他の背景を当てはめることができます。
オーディオからアニメーション化
「オーディオからアニメーション化」は、音声や音楽のリズムや波形に合わせて、自動的にアニメーションを生成するAI機能です。
TOPメニューから「キャラクターアニメーションの作成」を選択します。
アニメーション化したいキャラクターを選択し、当て込みたい音声をアップロードします。
生成が終わると、そのままダウンロードするかエディターで開いて細かい部分を修正できます。
編集やカスタマイズが終わったら右上のボタンからダウンロードもしくは共有を行います。
▼実際に生成された動画
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Adobe Expressで生成AIが使えない・出てこない場合の対処法
Adobe Expressで生成AI機能が使えない場合、主に以下のような原因が考えられます。
それぞれの対処法とともに解説します。
アカウントの種類が対応していない
まず、アカウントの種類が対応していない可能性があります。
無料プランでは生成AI機能に1日あたりの生成回数制限があり、一部の高度な機能も利用できません。
この場合は、プレミアムプラン(個人・法人)へのアップグレードを検討してください。
プロンプトにNG表現が含まれている
プロンプトにNG表現が含まれている可能性があると、正しく生成されないことがあります。
暴力的な表現や不適切な表現、差別的な表現を含むプロンプトでは画像が生成できません。
このような場合は、プロンプトの表現を見直し、より穏やかな表現に言い換えてみましょう。
目的に応じた適切な表現を選ぶことで、問題を解決できます。
ブラウザに問題がある
Adobe Expressはブラウザで利用するものなので、キャッシュやCookieが蓄積している場合や、ブラウザが最新版でない場合、また拡張機能が干渉している場合に、機能が正常に動作しないことがあります。
この場合は、ブラウザのキャッシュとCookieをクリアし、ブラウザを最新版にアップデートしてください。
また、シークレットモードで動作を確認することで、拡張機能による干渉を避けることができます。
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まとめ
Adobe Expressの生成AI機能は、デザインやコンテンツ制作の可能性を大きく広げるツールです。
テキストプロンプトから画像生成や編集、アニメーション作成まで、幅広い機能を直感的に使用できます。
一部の機能は無料プランでも利用できますので、まずは試してみることをおすすめします。
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