
Anthropicは、コード支援ツール「Claude Code」に新機能「computer use」を搭載したと発表しました。これにより、Claude Codeはコマンドラインインターフェース(CLI)上から、コードを書く作業だけでなく、アプリの起動や画面上の操作、動作確認までを一連の流れとして実行できるようになります。提供形態はリサーチプレビューで、macOS向けにProプランおよびMaxプランのユーザーへ公開されています。
発表によると、この機能ではClaudeがMac上のアプリを開き、ユーザーインターフェース(UI)をクリックしながら、自身が作成した内容をそのまま検証できます。従来のCLIベースの開発支援では、コード生成やコマンド実行が中心でしたが、computer useの追加により、画面操作を伴う検証工程までClaude Codeの中で扱えるようになった格好です。実装からテストまでの往復を減らし、開発フロー全体の自動化を進める機能として位置づけられます。
Computer use is now in Claude Code.
— Claude (@claudeai) March 30, 2026
Claude can open your apps, click through your UI, and test what it built, right from the CLI.
Now in research preview on Pro and Max plans. pic.twitter.com/s2FDQaDmr1
Anthropicは、1つのプロンプトだけで、コードの作成、コンパイル、アプリの起動、UI上でのクリック操作、バグの発見、修正、修正後の検証までを連続して実行できると説明しています。単にコードを書く支援にとどまらず、実際に動かして不具合を見つけ、その場で修正し、修正内容が正しく反映されたか確認するところまでをまとめて処理できる点が特徴です。開発者が複数の工程を手動で切り替えていた作業を、自然言語の指示を起点に統合できる可能性があります。
対応範囲についても、Macで開けるものであれば幅広いソフトウェアを対象にできるとしています。具体例として、コンパイル済みのSwiftUIアプリ、ローカル環境で動かすElectronのビルド、CLIを備えていないGUIツールが挙げられています。つまり、ターミナルだけでは完結しにくいアプリケーションや、画面を見ながら操作しなければ確認しづらいソフトでも、Claude Codeから直接扱える設計になっています。
利用方法としては、「/mcp」で機能を有効化すると案内されています。Anthropicは今回、computer useを研究段階の機能として公開しており、まずはmacOS環境のProおよびMaxプランで提供を始めました。CLIベースの開発支援にGUI操作まで組み込むことで、Claude Codeはコード補完ツールから、実行と検証を含む開発エージェントへと機能領域を広げたことになります。
