シンガポールを拠点とする配車サービス会社Grab Holdings Inc.は、2024年5月30日、OpenAIとの提携を発表しました。OpenAIにとって、東南アジアでのこの種の提携は初めてです。
今回のGrabとOpenAIの提携は、以下の3つの分野をターゲットにしています。
- アクセシビリティの向上
- カスタマーサポートの向上
- マッピング機能の強化
アクセシビリティの向上では、最先端のAIを活用してテキストおよび音声入出力機能を向上させ、視覚障害者や高齢者もGrabのサービスを利用しやすくするようにします。
カスタマーサポートの向上では、AIを活用して、ユーザーの問題をより迅速に理解・解決するチャットボットを作成します。
マッピング機能の強化では、AIによる自動化と、高品質な視覚データの抽出を通じて、GrabMapsの地図作成・更新を強化・迅速化し、消費者とドライバーに、より良い体験を提供します。
さらにGrabは、一部の従業員を対象に、ChatGPT Enterpriseを試験導入して、生産性向上を目指す計画です。