TALIX & DingTalk A1を実機レビュー!おすすめの使い方はリアルタイム文字起こしと翻訳

「会議メモや議事録作成が追いつかない」「海外メンバーとの打ち合わせはさらに大変」。そんな悩みを解決するのが、AIレコーダー『TALIX & DingTalk A1』です。

TALIX & DingTalk A1は、リアルタイムの音声文字起こしと翻訳機能を搭載し、「聞く・書く・まとめる」を一台に集約するAIレコーダーです。

この記事では、無料スタータープランの範囲、録音モードの使い分け、DingTalk連携の活かし方、お得に購入する方法まで、TALIX & DingTalk A1を実際に使って分かったメリット・デメリットをレビューします。

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目次

TALIX & DingTalk A1のレビュー結果!リアルタイムの文字起こしと翻訳が便利

出典:TALIX公式サイト

TALIX & DingTalk A1を実際に使ってみて最も良かった点は、「リアルタイムの音声文字起こし・翻訳機能」です。

リアルタイムでの文字起こしが可能なため、セミナーや講演などで聞き逃してしまった内容も、その場ですぐに確認できます。また、会議中に翻訳が必要な場面では、「後から翻訳文を確認する」よりも、「その場ですぐ内容を把握できること」に大きな価値があります。リアルタイム翻訳なら、会話の流れを止めることなくスムーズに議論を進められるのが利点です。

さらに、TALIX & DingTalk A1はワークフロー機能が充実しているのも特徴です。議事録の自動作成にとどまらず、作成された議事録の内容をカレンダーに反映したり、ToDoリストに追加したりといった次のアクションまで一貫して自動化できます。

もちろん、聞き逃した内容をすぐに確認できることも重要ですが、実際のビジネスシーンにおいて一番の問題となるのは、「後から思い出せない」「議事録がきちんと残っていない」ことによる損失です。その点、TALIX & DingTalk A1は会議の内容をリアルタイムでテキスト化し、その場で共有し、さらには次のアクションへ即座に繋げられるよう設計されているため、非常に実務的なメリットがあります。

特に無料スタータープランが用意されている点は、大きな魅力の一つです。高性能なAIレコーダーは「いざ試そうと思っても、月額課金が前提で手を出しにくい」と感じることが多いでしょう。しかし、この製品なら、まずは無料で気軽に試し、自分の業務に本当に合っているかを判断できるのがメリットです。

筆者が感じたTALIX & DingTalk A1のメリット
  • リアルタイム文字起こしで聞き逃した内容をその場で即座に確認できる
  • 議事録作成から次アクションへの連携まで一気通貫で自動化できる
  • 無料スタータープランがあるため気軽に試せる
筆者が感じたTALIX & DingTalk A1のデメリット
  • 無料スタータープランには利用時間の上限があるため事前に必要な時間を把握しておく必要がある

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AIボイスレコーダー「TALIX & DingTalk A1」とは?

出典:TALIX公式サイト

TALIX & DingTalk A1は、録音→文字起こし→要約・翻訳→ToDo化など次アクションまでをまとめて支援するAIレコーダーです。

薄型・軽量で持ち運びやすく、録音データの扱いも暗号化するなどセキュリティ面でも安心です。

TALIX & DingTalk A1は日本語に特化したAIボイスレコーダー

TALIX & DingTalk A1は、会議や商談の音声録音だけでなく、録音した内容をAIで文字起こしし、要約・翻訳まで一貫して行えるAIボイスレコーダーです。本体は薄型・軽量で持ち運びやすく、ディスプレイを搭載しているため、録音中の状況を手軽に確認できる設計となっています。

音声入力には、全指向性マイクと骨伝導マイクを組み合わせた複数マイク構成を採用しており、騒がしい環境でも話者の声をクリアに拾えます。さらに、ノイズ低減や音声認識といったAI処理に最適化した専用チップを搭載している点も特徴です。また、日本語に特化したAIモデルを搭載しているため、日本語の発話を高精度で議事録化できる設計になっています。

運用面では、専用のスマホアプリ(iOS/Android)を通じて録音データの管理が可能であり、文字起こしや要約、翻訳といった機能もアプリ上で簡単に利用できます。

また、DingTalkとの連携を前提に設計されているため、作成された議事録をチームで共有したり、タスク化してワークフローに取り込んだりといった効率的な活用が想定されています。セキュリティ面では、録音ファイルを暗号化して保存する仕組みを採用しており、業務での音声データ利用における安全性にも配慮されています。

TALIX & DingTalk A1のスペック表

項目内容
サイズ60 × 91.6 × 3.8 mm
重量40.8 g
チップセットBES2800(6nm AIオーディオチップ)
マイク全指向性×5+骨伝導×1(計6マイク)
ストレージ64GB
バッテリー660mAh(約1.5時間でフル充電)
連続録音 / 待機最長45時間 / 60日
ディスプレイ0.95インチ(高精細/AMOLED)
通信Bluetooth 5.2+
Wi‑Fi 2.4GHz・5.0GHz
充電ポートUSB Type‑C
※充電ケーブルは付属していません
通話録音対応(自動切替で録音)

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TALIX & DingTalk A1の実機レビュー!実際に使ってみた感想と良かった点

出典:TALIX公式サイト

「TALIX & DingTalk A1の購入を検討しているけれど、実際の使い勝手はどうなの?」と気になる方も多いのではないでしょうか。そこで今回は、TALIX & DingTalk A1を実際に使った感想や、そのメリット・デメリットをご紹介します。

TALIX & DingTalk A1は重さ40gの軽量ボディで使いやすい

TALIX & DingTalk A1の内容物一覧はこちら

TALIX & DingTalk A1は、仕様上の重量が40.8gと公表されていますが、実際に計測したところ、ほぼぴったりの41gという軽さでした。

さらに、本体は厚さわずか3.8mm、サイズも60×91.6mmと非常にコンパクトにまとまっています。ポケットや小さなポーチにすっきり収まるため、「常に持ち歩くこと」を想定して設計されているのが伝わります。

また、付属の専用ケースはMagSafeに対応しているので、iPhoneの背面に簡単に吸着でき、通話録音や持ち運びの際にも非常に便利です。Androidユーザーなど、MagSafeに対応していないスマホをお使いの方でも、付属の汎用マグネットリングを使えば簡単にスマホ背面に取り付けることが可能です。

これだけ軽量だと「録音機材を持ち運ぶ」という重たいイメージではなく、スマホの周辺アクセサリーを気軽に持ち出すという感覚で使えます。会議室内だけでなく、移動や訪問が多い職種の方ほど、この持ち運びやすさを実感できるでしょう。

アプリとの連携もBluetoothかQRコードで簡単に設定できる点も良かったです。

アプリとの連携方法

以下の3ステップで完了します。

DingTalkのアカウントが作成済みの想定なので、アカウントを持っていない場合は、アプリを起動したタイミングでまずアカウント作成が必要です。

STEP
アプリを起動して接続するをタップ
STEP
接続方法を選択する
STEP
接続する端末が見つかったら「接続」をタップ

TALIX & DingTalk A1は日本語の性能が高い

TALIX & DingTalk A1の性能面で特筆すべきは、日本語音声に特化したAIモデルを内蔵している点です。

このモデルは、500万時間以上の日本語音声コーパス(音声データベース)を活用し、さらに50名のAI言語専門家が継続的なトレーニングを重ねて開発されました。そのため、30以上の専門分野に応じた辞書を最適化しているほか、20種類以上の地域アクセントにも対応しており、日本語認識の精度は非常に高いレベルに達しています。

出典:TALIX公式サイト

また、音声を理解する仕組みとして「音声→文字化」「自動校正」「意味理解」の3段階モデルを採用。単に文字起こしをするだけでなく、議事録として重要な「読みやすさ」や「分かりやすさ」を意識した処理が行われている点も、高く評価できるポイントです。

以下は、弊社のメンバー2名がカフェで実際に行った架空の会議の文字起こしデータです。原稿と見比べることで、実際の精度を参考にしていただければと思います。

※テーマが夏祭りなのは、カタカナ・日本語・数字がバランスよく登場し、かつ最終的にタスクの割り振りが発生するためです。

12-24 夏祭りの役割分担と準備確認

発言者 2 00:00:02
じゃあ、短く打ち合わせしよう。町内会の夏祭りの準備が進んでないらしくて、今日は役割分担だけ決めたい。

発言者 3 00:00:09
了解。夏祭りって屋台とか盆踊りとかそういうやつ。

発言者 2 00:00:15
そうそう、規模は小さめなんだけど、やることは意外と多い。まず、場所のレイアウト。次に当日の人手、それから音響。あと雨だった場合の代替案も。

発言者 3 00:00:28
運転対応、毎回読めるよね。中止か規模縮小か、どっちになるの?

発言者 2 00:00:36
基本は縮小。体育館が借りられるらしいけど、全員入りきらない。だから屋台は中止。子供向けの企画だけ残すみたいな。

発言者 3 00:00:47
なるほど。じゃあまずレイアウト決めよう。屋台って何が出る予定?

発言者 2 00:00:52
焼きそば、かき氷、フランクフルト、ヨーヨー釣り、くじ引き。あと地味に麦茶配布担当が必要。言われた。水分補給のや.

発言者 3 00:01:01
つ、麦茶配布重要だね。夏は熱中症あるし、配置的には入り口付近に飲み物を置くのが良さそう。人が最初に寄れる.

発言者 2 00:01:11
からうん。入り口の右側にテーブルを置いて、麦茶と紙コップ、ゴミ箱の近くに置く。これないと地面に捨てられる。

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発言者 3 00:01:21
ゴミ箱すぐ満タンになるから、予備の袋も多めに用意しよう。交換担当も決める。

発言者 2 00:01:28
決めたい。じゃあ、ゴミ箱回収を当日30分ごとに回る。2人で回すと楽だけど、人手はあるかな?

発言者 3 00:01:36
人でどれくらい集まる?想定。

発言者 2 00:01:38
今のところ、大人が8人ぐらい。子供会の保護者がメインで、屋台が5つあるから、それぞれ最低2人をとると10人で足りない。

発言者 3 00:01:47
じゃあ、屋台は交代制だね。忙しい時間帯だけ2人。他は1人でも回るようにして、空いた人で見回りとか設営を。

発言者 2 00:01:58
やるそうだね。ピークは夕方の5時から7時。そこだけ増員。あと、音響、盆踊りの曲を流す。スピーカーが必要。

発言者 3 00:02:07
スピーカーって誰か持ってるの?

発言者 2 00:02:09
体感に古いのがあるらしいけど、動くか不明。念のため、予備の小さいBluetoothスピーカーも用意しておく。音響は弱いけど、日本よりマシ。

発言者 3 00:02:18
それ、テストしよう。前日に電源入れて、音出るか確認。コード断線してる可能性あるし。

発言者 2 00:02:27
うん、前日チェック項目を作る。机と椅子、電源、照明、スピーカー、ガムテープ、延長コード、ゴミ袋、紙コップ、氷。氷は地味に忘れる。

発言者 3 00:02:39
氷は当日朝に買うのが確実だね。前日買うと溶ける。氷の氷って普通の氷で足りるの?

発言者 2 00:02:47
足りないかも。業務用の氷を手配するって話だったけど、まだ確定してない。ここが遅れてるポイント。

発言者 3 00:02:54
じゃあ、田口が氷の手配状況を確認。もしダメなら、最悪かき氷や。何名分とかにして在庫で調整する。

発言者 2 00:03:03
そうする。あと、くじ引きの景品。これも数量が曖昧で、去年余ったらしい。

発言者 3 00:03:09
余ると保管が面倒だよね。景品は少なめにして、足りなくなったら3箇所を用意しておけばいい。

発言者 2 00:03:16
お菓子とか3箇所。お菓子は現実的。じゃあ、予算の中で絞っておく。

発言者 2 00:03:24
よし、決める。俺はえ、氷と景品の確認と前日チェックリスト作成。平岡は当日の役割表をラフに作ると、スピーカー動作確認の段取り。了解。

発言者 3 00:03:36
役割表は時間帯で区切って交代制にする。あと、見回り担当を1枠入れる。雨天の場合も役割が変わるから、雨天版も一応作っておくよ。

発言者 2 00:03:51
助かる。じゃあ今日はここまで。次は前日チェックの結果を共有して、当日の流れを確認しよう。

発言者 3 00:03:57
了解。お疲れ様。

原稿

タツケ:じゃあ、短く打ち合わせしよう。町内会の夏祭り、準備が進んでないらしくて。今日は役割分担だけ決めたい。

ヒラオカ:了解。夏祭りって、屋台とか盆踊りとか、そういうやつ?

タツケ:そうそう。規模は小さめなんだけど、やることは意外と多い。まず場所のレイアウト、次に当日の人手、それから音響。あと、雨だった場合の代替案も。

ヒラオカ:雨天対応、毎回揉めるよね。中止か、規模縮小か、どっちになるの?

タツケ:基本は縮小。体育館が借りられるらしいけど、全員入りきらない。だから、屋台は中止、子ども向けの企画だけ残す、みたいな。

ヒラオカ:なるほど。じゃあ、まずレイアウト決めよう。屋台って何が出る予定?

タツケ:焼きそば、かき氷、フランクフルト、ヨーヨー釣り、くじ引き。あと、地味に「麦茶配布」担当が必要って言われた。水分補給のやつ。

ヒラオカ:麦茶配布、重要だね。夏は熱中症あるし。配置的には、入口付近に飲み物置くのが良さそう。人が最初に寄れるから。

タツケ:うん。入口の右側にテーブル置いて、麦茶と紙コップ。ゴミ箱も近くに置く。これ、ないと地面に捨てられる。

ヒラオカ:ゴミ箱、すぐ満杯になるから、予備の袋も多めに用意しよう。交換担当も決める?

タツケ:決めたい。じゃあ、ゴミ箱回収は当日、30分ごとに見回る。2人で回すと楽だけど、人手あるかな。

ヒラオカ:人手、どれくらい集まる想定?

タツケ:今のところ、大人が8人くらい。子ども会の保護者がメイン。で、屋台が5つあるから、それぞれ最低2人置くと10人で足りない。

ヒラオカ:じゃあ屋台は交代制だね。忙しい時間帯だけ2人、他は1人でも回るようにして、空いた人で見回りとか設営をやる。

タツケ:そうだね。ピークは夕方の5時から7時。そこだけ増員。あと音響、盆踊りの曲流すスピーカーが必要。

ヒラオカ:スピーカーって、誰か持ってるの?

タツケ:会館に古いのがあるらしいけど、動くか不明。念のため、予備の小さいBluetoothスピーカーも用意しておく。音量は弱いけど、無音よりマシ。

ヒラオカ:それ、テストしよう。前日に会館で電源入れて、音出るか確認。コード断線してる可能性あるし。

タツケ:うん。前日チェック項目を作る。机と椅子、電源、照明、スピーカー、ガムテープ、延長コード、ゴミ袋、紙コップ、氷。氷は地味に忘れる。

ヒラオカ:氷は当日朝に買うのが確実だね。前日買うと溶ける。かき氷の氷って、普通の氷で足りるの?

タツケ:足りないかも。業務用の氷を手配するって話だったけど、まだ確定してない。ここが遅れてるポイント。

ヒラオカ:じゃあ、タツケが氷の手配状況を確認。もしダメなら、最悪「かき氷は先着◯名」とかにして、在庫で調整する。

タツケ:そうする。あと、くじ引きの景品。これも数量が曖昧で、去年余ったらしい。

ヒラオカ:余ると保管が面倒だよね。景品は少なめにして、足りなくなったら「参加賞」を用意しておけばいい。お菓子とか。

タツケ:参加賞、お菓子は現実的。じゃあ予算の中で箱買いしておく。
よし、決める。俺は「氷と景品の確認」と「前日チェックリスト作成」。ヒラオカは「当日の役割表をラフに作る」と「スピーカー動作確認の段取り」。

ヒラオカ:了解。役割表は、時間帯で区切って交代制にする。あと、見回り担当を一枠入れる。
雨天の場合も役割が変わるから、雨天版も一応作っておくよ。

タツケ:助かる。じゃあ今日はここまで。次は、前日チェックの結果を共有して、当日の流れを確定しよう。

ヒラオカ:了解。お疲れさま。

タツケ:お疲れさま。

原稿を読み上げているため、声が被ったりすることが少ないというのはあると思いますが、かなり高精度なのがわかります。今回カフェという騒がしい場所でも精度高く文字起こしができたのには、次に解説する録音モードに秘密があります。

5つの録音モードでクリアな録音が可能

TALIX & DingTalk A1は、録音モードを5種類用意しています。

  • 標準モード:日常のメモ取りに最適
  • 会議モード:複数人の会議向けに最適化
  • 対面コミュニケーション:2m以内の近距離音声を最適化し外部ノイズを強力に抑制
  • AI可視化録音:AIが声の方向を自動的に検出し「誰がどこで話しているか」を可視化する
  • ロスレス原音:プロ仕様の高音質収録

この「モードが搭載されていること」自体が、AIレコーダーとして非常に重要なポイントです。なぜなら、議事録の品質はAIのモデル精度だけでなく、実際に入力される音声の条件によって大きく左右されるからです。

たとえば、静かな会議室での1対1の打ち合わせと、カフェなど騒がしい環境での複数人会議では、音声認識の最適化方法も異なります。

出典:TALIX公式サイト

さらに、ハード面では全指向性マイク5基と骨伝導マイク1基の計6マイク構成を採用。音声が入力される環境や話者の方向を的確に識別しながら、必要な声をピックアップする設計思想が見てとれます。

出典:TALIX公式サイト

筆者自身、会議室だけでなくインタビューや講演会などさまざまな場面での利用も多いため、「会議だけでなく、会議以外でもしっかり録音できること」を重視しています。そうした視点から、5種類のモード、6基のマイク、そしてノイズ低減処理という3つの仕組みの組み合わせは、現場ごとの録音条件の違いを柔軟にカバーするための設計だと感じました。

また、「AI可視化録音」は、他にはない新しいモードと言えます。AIが発話する声の方向を自動で検出するため話者識別の精度が高く、「誰がどの発言をしたのか」を後から簡単に確認できるようになっています。

なお、この5つのモードとは別に、通話録音の際には専用の「通話録音モード」があります。ここで特に実務的だと感じたのが、通話録音への自動切替機能です。突発的に重要な電話がかかってきた場合でも、「録り逃し」を防ぐことができます。

ただし、運用にあたって注意したいのは、慣れるまでは「どの場面でどのモードを使うべきか」を判断しづらい点です。そのため導入初期には、自社で頻繁に発生する典型的なシーン(例:定例会議、商談、1on1面談)をあらかじめ決めておき、まず1〜2週間程度はモードを固定して運用することで、初期の学習負担を軽減するのがおすすめです。

また、録音シーンは事前にスマホ側で設定しておく必要があります。

せっかくTALIX & DingTalk A1にディスプレイがあるので、TALIX & DingTalk A1本体でモード選択ができるようになればより使いやすいなと思いました。

サマリーテンプレートで見やすい議事録を自動生成

議事録の自動化において、「実務で本当に使えるかどうか」を左右するのは、実は文字起こしの精度だけではなく、要約と構造化です。

TALIX & DingTalk A1は、会議・インタビュー・通話・営業活動など、13種類の主要な業務シーンに対応した200種類以上のサマリーテンプレートを内蔵しています。

出典:TALIX公式サイト

筆者自身が特にメリットを感じたのは、このテンプレートがあることで、議事録の品質を均一化できる点です。担当者のスキルや経験によって議事録の出来が左右されにくくなり、常に一定以上の品質を保てます。

たとえば一般的な議事録では、「会議情報」「会議の議題」「会議の結論」といった項目ごとに内容が整理され、さらにToDo(次のアクション)へとスムーズにつなげられる設計になっています。

しかも録音から議事録作成までが非常にスムーズなのも嬉しいポイントです。

STEP
議事録作成したい録音音声を選ぶ
STEP
生成ボタンをタップ
STEP
テンプレートを選択して生成をタップ

この画面ではテンプレート以外に、モデルを変更したり話者識別のオンオフを選んだりが可能です。

STEP
数分待つだけ

以下は、先ほどのデモで録音した架空の会議の議事録です。(左がスクショですが長いので入り切らなかった分は右側にテキストで掲載しております)

会議情報

時刻:2025-12-24 13:08
場所:情報なし
参加者:発言者 2、発言者 3

会議の議題

Ⅰ. 夏祭りの役割分担と準備事項の確認

  • 発言者 2が会議の目的として、町内会の夏祭りにおける役割分担の決定を提示。
  • 夏祭りの内容として、屋台(焼きそば、かき氷、フランクフルト)、ヨーヨー釣り、くじ引き、麦茶配布、盆踊りが挙げられた。
  • 場所のレイアウト、当日の人手配置、音響設備、雨天時の代替案について協議。

Ⅱ. 雨天時の対応策

  • 雨天時は基本的に規模縮小で対応。
  • 体育館の使用が可能だが収容人数に限界があるため、屋台は中止。
  • 子供向け企画のみ実施する方向で調整。

Ⅲ. 屋台運営と人手確保

  • 屋台は5つあり、それぞれ最低2人体制を想定していたが、現時点で確保可能な大人は約8人。
  • 忙しい時間帯(夕方17時~19時)のみ2人体制とし、それ以外は1人体制で対応。
  • 空いている人員で設営・見回りなどの作業を分担。
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Ⅳ. 飲食物および衛生管理

  • 麦茶配布は入り口右側にテーブルを設置し、紙コップとゴミ箱を併設することで、熱中症対策とごみ散乱防止を図る。
  • ゴミ箱は満タンになりやすいため、予備の袋を多めに用意し、30分ごとに2人で巡回して交換。

Ⅴ. 音響設備の確認

  • 体育館に古いスピーカーがあるが動作未確認。
  • 予備として小型Bluetoothスピーカーを用意。
  • 前日に電源投入による動作確認を実施し、断線等の不具合がないか点検。

Ⅵ. 準備物リストと前日チェック

  • 前日までに確認すべき項目として、机・椅子・電源・照明・スピーカー・ガムテープ・延長コード・ゴミ袋・紙コップ・氷が挙がった。
  • 氷は前日購入だと溶ける可能性があるため、当日朝の調達が望ましい。

Ⅶ. 氷と景品の手配状況

  • 業務用氷の手配が未確定であり、進捗遅れが課題。
  • 景品については前年余剰があったため、今年は少なめに抑え、不足時はお菓子を3箇所で補填する方針。

会議の結論

  • 氷の手配状況について、田口が確認を行う。
  • くじ引きの景品は数量を絞り、予算内で調整。不足時はお菓子を追加用意。
  • 発言者 2が以下のタスクを担当:氷と景品の確認、前日チェックリストの作成。
  • 発言者 3が以下のタスクを担当:当日の役割表(交代制・時間帯別)の作成、雨天版の役割表の準備、スピーカーの動作確認の段取り。
  • 次回は前日チェックの結果を共有し、当日の流れの最終確認を行う。

「録音して終わり」ということではなく、しっかりと使える議事録に仕上げるという思想が盛り込まれているのがわかります。

リアルタイム文字起こしとリアルタイム翻訳が驚愕の無料提供

TALIX & DingTalk A1にはリアルタイムでの文字起こしと翻訳機能があり、しかも無料プランから利用が可能です。

リアルタイムの音声文字起こしのメリットは、「後で議事録を作る」ことよりも「その場で参加者の理解を揃えられる」点にあります。聞き逃しやメモ漏れを減らし、発言の確認をスムーズに行えるようになります。

こちらの機能は設定から事前にオンしておくことで利用できます。

録音を開始すると録音画面に喋った内容がリアルタイムで表示されていきます。

翻訳については、21言語に対応した同時通訳機能を備えているため、会話のテンポを落とすことなく、リアルタイムで理解をサポートできます。

出典:TALIX公式サイト

やはり「翻訳までを『その場で』行える」という点はとても利用価値が高いと思います。議事録作成は事後処理で済みますが、翻訳は会議のスムーズな進行に直結するためです。

こちらは設定画面で事前に設定する必要はなく、録音中の画面で「翻訳を開始」を押すことでスタートします。

今回は英語で設定したのですが、喋った内容が自動で英文になって表示されます。左側のタブで、シングル翻訳か双方向翻訳かを選ぶことができ、右側のタブで言語を選択できます。

また、「DingTalkミラーリング」と組み合わせれば、翻訳されたテキストを会議室のディスプレイにリアルタイムで共有できます。この機能を活用したおすすめの利用シーンとして、以下の2つが導入しやすいと感じました。

  • 国際会議:ミラーリング機能で参加者全員に翻訳内容を共有し会議進行を止めない
  • セミナーや授業:発言を即座にテキスト化し聞き逃した箇所をすぐに確認できるようにする

ただし、セミナーや授業などで利用する際の注意点として、主催者側の規約や著作権、録音ルールには配慮が必要です。公開資料の取り扱いや録音の可否については、あらかじめ確認しておきましょう。

また、リアルタイム文字起こしには無料スタータープランの利用時間上限がやや厳しめ(無料で使えること自体が非常に優秀ですが)に設定されています。イベントなどで長時間の利用を予定している場合は、事前に自分の使い方とプランが合致しているかを確認しておくと安心です。

DingTalkエコシステムでオンラインとオフラインがシームレスに融合

TALIX & DingTalk A1のユニークなポイントは、ただのオフライン録音ができるAIレコーダーであるだけでなく、DingTalkとの連携を前提として設計されている点です。

具体的には、録音した会話から重要なアクション項目を抽出してToDo化したり、録音データを企業クラウドやナレッジベースに同期して検索可能な資産として管理したりといった、「最終的なアウトプットの形」まで用意されています。

まず議事録を作成すると下部にタスクが一覧で表示されます。

このままでもタスクとして活用できるのですが、DingTalkのタスク機能とカレンダー機能に追加することができるため、シームレスな連携となり非常に便利です。以下の2ステップで簡単にタスクとカレンダーに追加できます。

STEP
タスクに追加する項目を選ぶ

タスクに追加したい項目をタップすると「DingTalkを作成する」と表示されるので、こちらをタップします。

STEP
タスクの期日を設定する

今回は明日の18時で設定してみました。

トップ画面からタスクを選ぶとタスク一覧が並ぶのですが、さきほど選択したタスクが並んでいます。締め切りがちゃんと明日の18時になっています。

次にトップからカレンダーに移動すると、この予定が追加されていることがわかります。18時が締め切りなので18時終わりになるような予定の入り方になります。

このように、DingTalkエコシステムであるからこそシームレスな連携を可能とします。

さらに、AIアシスタントによる分析結果をAIテーブルに同期するなど、議事録を単にテキストとして保管して終わりではなく、チームの意思決定や業務改善サイクルに活かす設計となっています。

また、法人利用ではセキュリティや認証も重要なポイントですが、DingTalkは国際認証に準拠したデータセキュリティおよびプライバシー保護基準を完全に満たしており、グローバル水準の安全性を提供しているため安心して導入できます。

出典:TALIX公式サイト

法人での導入を検討している方は以下の記事を参考にしてください。

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TALIX & DingTalk A1の料金とは?購入方法とクーポンコードやキャンペーン

出典:TALIX公式サイト

TALIX & DingTalk A1は、以下の4つのオンラインショップで購入できます。

  • TALIX 公式ストア
  • DingTalk 公式サイト
  • 楽天市場
  • Amazon

TALIX & DingTalk A1の料金体系

TALIX & DingTalk A1の本体価格は32,800円(税込)で、デバイス本体を購入したうえで、アプリ側の「会員特典(効率アッププラン)」を無料〜有料で使い分ける料金体系です。

会員プランは、個人向けが無料版・Pro会員・Unlimited会員の3段階で、企業向けがPro会員・Unlimited会員の2段階です。

スクロールできます
個人企業
項目無料版メンバーシップ(有料版)企業アカウント
無料版Pro会員Unlimited会員Pro会員Unlimited会員
料金0円2,480円 / 月
15,000円 / 年
4,280円 / 月
36,000円 / 年
要問い合わせ要問い合わせ
使用権限個人専用利用個人専用利用個人専用利用企業配布のシートで利用企業配布のシートで利用
文字起こし時間300 分/人/月1500 分/人/月無制限1500 分/人/月無制限
スマート要約生成
スマート章立て分割
対応言語中・英・日120 言語以上120 言語以上120 言語以上120 言語以上
専門用語辞書
専門議事録
テンプレート
200 種以上200 種以上200 種以上200 種以上200 種以上
企業カスタム
テンプレート
発言者の自動区別
声紋による発言者識別
権限配分管理
個人クラウド保存容量10GB50GB無制限ストレージ企業の DingTalk ドライブ容量に連動
AI アシスタントAI アシスタント3体
※分析能力は各5件まで
AI アシスタント無制限
※分析能力は各10件まで
AI アシスタント無制限
※分析能力は各30件まで
AI アシスタント無制限
※分析能力は各10件まで
AI アシスタント無制限
※分析能力は各30件まで
企業デバイス管理
プラットフォーム
デバイスの
カスタム対応
ロゴ刻印
ケースのシルク印刷
※最小ロット:500台
ロゴ刻印
ケースのシルク印刷
※最小ロット:500台

文字起こし時間や翻訳対応言語の上限は、会員プランの選択で変わるため、「まず無料で試して、足りなければアップグレードする」という導入が現実的です。

TALIX & DingTalk A1のお得なキャンペーン情報

TALIX & DingTalk A1では、発売を記念して複数のキャンペーンを用意しています。

まず、1月5日から1月16日までプレセールが開催されるのですが、この期間が最安で購入することができます。1月5日の販売開始直後が最も割引金額が大きく、販売開始後の最初の1時間限定・先着100台のみ、超早割として21,800円での購入が可能です。

その後、1月5日から1月16日までのプレセール期間中は早割価格として23,800円での販売となります。また、1月17日から1月25日までは特別価格28,800円にて引き続きご購入いただけます。

しかし、発売日前にこちらの記事をご覧の方に朗報です。なんと12月29日から超超早割という形でMiraLabAIの閲覧者専用価格として218,00円で購入可能です。こちらは先着50台限定となりますので、気になる方はお早めにチェックをお願いします。

キャンペーン一覧
スクロールできます
キャンペーン期間金額
プレセール超超早割12月29日〜1月4日
※MiraLabAI専用
※先着50台のみ
21,800円
超早割1月5日
※最初の1時間限定
※先着100台のみ
21,800円
早割1月5日〜1月16日23,800円
セール特別価格1月17日〜1月25日28,800円

さらに、1月5日から1月25日のセール期間内にご購入いただいた方には3つの豪華な特典が用意されています。

特典一覧
特典1通常月額2,480円のPro会員プランを3ヶ月間無料で提供(合計7,440円相当)
特典2LINEをフォローいただくことで200Aコイン(200円相当)を進呈
購入金額の5%分にあたる1,090Aコイン(1,090円相当)を還元
特典3企業向け業務アプリパッケージを提供(合計10万円相当)

無料プランもあるので月額コストをかけずに始めることができます。気になる方はぜひTALIX & DingTalk A1を試してみてはいかがでしょうか。

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まとめ

TALIX & DingTalk A1は、リアルタイム文字起こし・翻訳をはじめとした高度な音声処理機能と、議事録の構造化・要約テンプレートによる実務的な利便性を兼ね備えています。

軽量・薄型で持ち運びやすく、スマホ連携やDingTalkとの業務統合によって、会議や商談の内容を効率的にアクションへとつなげられるのが最大の強みです。

無料プランも用意されているため、まずは気軽に試してみてはいかがでしょうか。

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