OpenAIは5月30日、ChatGPTにおいて無料ユーザーが利用できる機能を拡大したと発表しました。これまでは有料ユーザー向けに提供されていた「ブラウズ」「ビジョン」「データ分析」「ファイルアップロード」「GPTs」の各機能が、無料でも利用できるようになりました。
「ブラウズ」は、検索エンジン「Bing」を利用し、インターネット上の情報を活用してユーザーからの質問に回答できる機能です。ニュースの取得など時事情報に関する質問に対し、自動的に有効になります。
「ビジョン」は、画像認識機能を搭載しており、ユーザーがアップロードした画像についての解析を行います。
「データ分析」機能では、ユーザーがPDFやExcelファイルをアップロードしたり、自然言語でPythonコードを生成・実行したりして、データ分析ができます。多様なグラフチャートの作成も可能です。
「ファイルアップロード」機能では、ドキュメントファイルを直接アップロードして操作することができます。
「GPTs」は、用途に合わせてChatGPTをカスタマイズし、GPTストアで公開できる機能です。無料ユーザーは既存のGPTsを利用することができるものの、新規作成は有料プランへの加入が必要です。
これらの機能の利用には回数制限があり、リミットに達した場合は「GPT-4o」ではなく「GPT-3.5」を利用するか、有料プランに加入する必要があります。
