楽天トラベルAIホテル探索とは?具体的な使い方と活用事例

「楽天トラベルAIホテル探索」とは、自然な文章で条件を伝えるだけで最適な宿をAIが提案してくれる、新しい宿泊検索機能です。

簡単な問いかけだけで最大30軒の宿候補が提示されます。サーチサジェスト機能を使えば、「質問の仕方がわからない」と悩むこともありません。

この記事では、楽天トラベルAIホテル探索の使い方をステップ形式で解説し、活用事例として家族旅行や出張、記念日旅行など目的別に紹介します。

目次

楽天トラベルAIホテル探索とは

楽天トラベルAIホテル探索は、楽天トラベルが2025年9月22日に提供を開始した宿探しを支援するAIエージェント機能です。

ユーザーが会話形式で宿泊希望を入力すると、AIが膨大なデータをもとに適した宿を最大30軒まで選び出します。

候補には価格、口コミ評価、AIのおすすめポイント、写真や地図などが表示され、比較しながら効率的に宿を探せる点が魅力です。

楽天トラベルAIホテル探索ができること

楽天トラベルAIホテル探索は、AIとの対話により、最大30軒の宿泊候補を提示できます。

価格、口コミ、AIのおすすめポイントを一覧で比較でき、地図で立地を確認することも可能です。

条件を変更して再検索できるほか、サーチサジェストによる追加提案も利用できます。

対応デバイス

AIによるホテル探索機能は、スマートフォン版の楽天トラベル公式サイト限定で利用できます。

現在のところ、PC版では利用できません。

また、スマホ用アプリもありますが、現時点ではAIを使った対話はできません(2025年10月11日時点)。

入口の位置

スマホで楽天トラベル公式サイトを開くと、トップページの検索欄の下にAIとの会話入力欄が表示され、直接AI探索を始められます。

AI検索と従来検索との違い

従来の宿検索はチェックボックスやドロップダウン、数値入力で条件を指定する形式でした。

AIホテル探索では「京都で温泉付き、駅近で2万円前後」など自然な文章で入力すると、AIが文を解析して条件を抽出し候補を提示します。

あいまいな要望や複数の条件を同時に扱える点が大きな違いです。

結果は一覧で比較でき、地図で立地を確認したり条件を調整して再検索につなげたりできます。

楽天トラベルAIホテル探索の注意点

条件が広すぎると候補が多くなり、逆に細かすぎると候補が少なくなることがあります。

AIの解釈に揺れがあるため、希望通りでない結果が出る場合は、条件を言い換えたり除外条件を加えたりすることが必要です。

リリース時点ではAIホテル探索自体に予約機能は含まれていないため、予約の確定は提示された宿の詳細ページから行いましょう。

楽天トラベルAIホテル探索の使い方

実際にAIで宿を探す手順を、ステップ形式で説明します。

AI探索の手順

STEP
楽天トラベルのスマートフォン版Webサイトを開く

スマートフォンで楽天トラベル(公式)にアクセス。

日付/地域検索欄の下あたりに、「こんにちは!楽天トラベルAIホテル探索です。…」といった案内文が出ていたり、入力欄が表示されていたりします。

STEP
検索したい地域・日程などを入力

たとえば「京都で10月20日から2泊、2人、予算2万円前後で温泉付き宿を探したい」、「子ども連れで、プール付き、宿から駅近がいい」など、要望を入力すると、AIがそれを解析します。

ここでは「伊豆・箱根で1泊2食付き2万円以内の温泉宿を探しています」と入力してみました。

STEP
AIがいくつか質問してくる(必要なら)

入力内容が不足していたり、あいまいな部分が多い場合には、AIが追加で質問して条件を具体化してくれます。

(例:「どのくらい駅近がよいですか?」など)

STEP
候補宿泊施設が提示される

最大30軒まで選定され、一覧で表示されます。

写真・価格・クチコミ評価・おすすめポイント・地図位置などが見られます。

STEP
再調整/再検索

提示された一覧画面で、宿泊日変更、設備条件追加削除、価格帯調整などができます。

条件を修正すると、それに合わせて再提案がされます。

ここでは「宿から駅近、大人2人」と条件を加えました。

STEP
気になる宿を選んで詳細を確認 → 予約へ

通常通り、各宿のページに飛んで詳細やプランを確認して、予約手続きが取れます。


AI入力文例のテンプレート(コピー&ペースト可能)

適切なプロンプトを思いつかないときは、下記の問合せ用テンプレートを、AIとの会話の糸口として利用可能です。

使えそうな文例がある場合は、それぞれをコピー&ペーストして使用してください。

「インスタ映えを狙う」など特別な目的がある場合は、以下のようなテンプレートが活用できます。

京都で写真映えするおしゃれなホテル、朝食付きで。

出張で1泊するとき、できるだけホテルでリラックスして過ごしたい場合、次のテンプレートはどうでしょうか。

東京駅近く、徒歩5分以内で朝食付きのビジネスホテル

予定や予算が明確に決まっていて、条件を指定して検索したい場合は、以下のテンプレートを利用してください。

伊豆で1泊2食付き、予算1人1万円以内、温泉付き宿を探したい。
札幌で3泊、駅から徒歩3分前後、コインランドリー付きビジネスホテル

「これだけは嫌」という除外条件を加えたい場合には、以下のような方法があります。

大阪で2泊3日、大浴場あり、朝食付き。カプセルホテルは除外。
箱根で露天風呂付き客室、予算2万円以内。ペット可は除外。

AIへ条件を伝える方法のコツ

プロンプトに必要性の高い条件と、優先させなくてもよい条件分けて入力することが効果的です。

さらに、避けたい条件合わせて入力すると絞り込みがしやすくなります。

予算は「1人あたり1万円以内」や「2人で2万円前後」といった具体的な金額を指定すると、より的確な候補が得られます。

プロンプトは、条件すべてをひとつの文にまとめても良いですが、下記のように数段階に分けて徐々に条件を絞り込むと、より確実な結果が得られます。

伊豆・箱根エリアの家族向け温泉宿を探してください。
新しく、清潔な宿を探してください。
予算は、1人当たり2万円。

(適切な回答が得られなかった場合)

1人当たり3万円前後までなら構いません。

AI探索結果画面の見方

結果画面では候補ごとに写真、料金、AIによるおすすめポイントが表示されます。

地図から立地を確認することもでき、条件変更や再検索は画面上からワンタップで操作可能です。

AIがユーザーの希望に応じ、追加で提案してくれることもあります。

AIで意図と違う提案が出たときの改善プロンプト

条件に優先順位をつけて入力すると精度が上がります。

例えば下記のような表現です。

駅近を最優先、予算は多少オーバーしてもよい

除外条件を加える方法も効果的です。

下記のように入力すれば、意図に近づきます。

カプセルホテルは除外
ビジネスホテル以外で

また、下記のように予算を具体的に明示すると、結果が的確になります。

1人1万円以内
2人で3万円前後

あいまいな条件は数値化すると改善できます。

たとえば、「駅近」を下記のように表現し直すなどです。

徒歩5分以内

楽天トラベルAIホテル探索の活用事例

楽天トラベルの「AIホテル探索」は、目的や条件をまとめて伝えるだけで最適な宿を見つけられる便利な機能です。

家族旅行や記念日の温泉旅、出張など、シーン別の活用事例をご紹介します。

子連れ家族旅行

子ども連れの家族旅行の場合には、添い寝をしたりするために、和室が意外と役に立ちます。

また、赤ん坊や幼児に対するサポートが整っている宿であれば、子連れ旅行も安心でしょう。

そこで「箱根か伊豆の、添い寝プラン・和室・ベビープラン・大浴場付き宿」という条件で、AIでホテルを探索しました。

添い寝可能な和室や大浴場付き、ベビープラン対応の宿など、子連れ向け条件をまとめて伝えられるため、宿探しの手間を減らせます。

温泉・記念日旅行

夫婦の特別な記念旅行には、眺めの素晴らしいホテルで、ゆっくりと温泉に浸かって過ごしたいものです。

そこで「箱根か伊豆の、露天風呂付き客室・アニバーサリープラン・眺望重視」のAIホテル探索で、適切な宿を探してみました。

露天風呂付き客室やアニバーサリープラン、眺望を重視した宿など、特別な日の条件を組み合わせて検索できます。

出張・長期滞在

出張などで長期滞在する場合は、駅に近い便利な場所にあるビジネスホテルがなによりです。

それだけでなく、朝食付きなら朝の時間もゆっくり過ごせ、コインランドリーが付属していると、溜まる一方の洗濯物対策も万全でしょう。

そこで「東京近郊のビジネスホテル、駅近・朝食付き・コインランドリーあり」といった条件で、AIホテル探索を実行しました。

駅徒歩5分以内、朝食付き、コインランドリーありなど、出張向け条件を簡単に指定できます。

予算・エリア別の比較術

地図表示を見ながら「駅に近い宿に変更したい」「予算を抑えたい」といった再検索もできます。結果を保存・共有すれば、同行者との比較もスムーズです。

レビューや安全情報の活用方法

候補一覧には口コミ評価AIおすすめポイントが表示されます。

衛生面やスタッフ対応、安全性に関するレビューをAIのおすすめポイントと照らし合わせて検討できます。

まとめ

楽天トラベルAIホテル探索は、従来の検索では対応しにくい複雑な要望を自然文で入力できる新しいサービスです。

宿探しを効率化でき、比較や再検索もしやすく、テーマ旅行や特別なプラン探しにも活用できます。

宿泊先選択の時間を短縮したい人には、一度試してみる価値があります。

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