Googleは、2024年5月14日にアメリカで「AI Overview」を正式にリリースしました。これは検索結果の上部にAIが生成した概要を表示する機能です。しかしこの機能には問題が多く、「ピザに接着剤を使う」「NBAに犬が出場した」「1919年は20年前」といった誤った情報を返すことが、リリース直後から話題となっています。
アメリカの技術系ニュースメディア「The Verge」の編集長ニレイ・パテル氏は、2024年5月24日に「『コルベットを所有している大統領は？』という質問に対してAIは回答せず通常の検索結果が返ってくるが、『フェラーリを所有している大統領は？』という質問にはAIが回答する。一貫性がない。」と指摘しました。
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ところが上記の指摘の3時間後には「フェラーリを所有している大統領」という質問に対しても、AIが回答しなくなりました。
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パテル氏はこの結果から「Googleは手動でAI Overviewを無効化しているようだ」とコメントしています。
Googleの担当者はThe Vergeに対し、「AI Overviewが提供する情報は高品質であり、誤った回答は珍しい」と伝えました。しかし同時に「コンテンツポリシーに基づき、特定の検索語句に対するAI Overviewの回答を無効化している」とも述べ、何らかの手段でAI Overviewを個別に無効化していることを認めています。