
これまで有料プラン限定だったChatGPTのワークスペース機能「プロジェクト」が、無料ユーザーにも提供されることになりました。この変更により、無料プランを利用するユーザーもチャットやファイルをひとつの場所に集約できるようになります。
「プロジェクト」は、これまで有料の「Plus」や「Pro」、「Business」、「Enterprise」などのプランでしか利用できませんでした。今回のアップデートにより、無料ユーザーでもチャットや関連するファイルをまとめて管理することが可能になり、利便性が大きく向上します。
また、新たに追加されたプロジェクト専用メモリー機能により、それぞれのプロジェクトごとに異なるコンテキストや記憶を分けて管理できるようになります。これにより、複数のトピックやタスクを混同せずに整理・保存できるようになるでしょう。

さらに、プロジェクトを色やアイコンで自由にカスタマイズできる機能も新たに追加されました。これにより、視覚的にも整理がしやすくなり、複数のプロジェクトを扱う際の使いやすさが改善されています。
無料ユーザーが利用できるファイルアップロード数は、1つのプロジェクトにつき最大5個となります。一方、有料ユーザーはプランごとに利用可能なファイル数が異なり、「Plus」では25個、「Pro」、「Business」、「Enterprise」では40個まで利用可能となっています。
この新しいプロジェクト機能は、すでにウェブ版とAndroidアプリ版で提供開始されており、iOS版でも数日以内に順次展開される予定です。無料ユーザーにとって、これまでの機能制限が緩和されることにより、ChatGPTをより一層有効活用できる機会が広がりそうです。
