Oakley Meta HSTNとは?日本での発売日はいつ?【AIスマートグラス】

OakleyとMetaが共同開発した最新のAIスマートグラス「Oakley Meta HSTN」が登場しました。

日本での展開や発売日に注目が集まっており、Oakley Meta HSTNはスポーツから日常まで幅広く活用できる次世代のスマートグラスです。

本記事では、Oakley Meta HSTNの日本での利用可能性や最新の発売日情報を含め、特徴や価格を整理して解説します。

目次

Oakley Meta HSTNとは ―スマートグラスで変わる3つの体験

出典:Meta

Oakley Meta HSTNはMetaとスポーツブランドOakleyが共同開発したAIスマートグラスです。

まずは、主要スペックとAI機能、そしてRay-Ban Metaとの違いを整理します。

Oakley Meta HSTNはスポーツ用途を意識した設計が大きな特徴で、日常利用だけでなくアクティブなシーンでも力を発揮します。

主要スペック要点

出典:Oakley

Oakley Meta HSTNは12メガピクセルの超広角カメラ3K動画撮影に対応し、臨場感のある映像を残すことができます。

オープンイヤースピーカーと複数マイクにより、周囲の音を保ちながら通話や音楽再生が可能です。

バッテリーは通常使用で最大8時間、スタンバイは約19時間です。専用ケース併用で最大48時間まで拡張でき、約20分で50%まで回復する急速充電にも対応します。

さらにIPX4等級の防水性能を備え、汗や小雨程度なら安心して使えます。性能と実用性をバランスよく両立した設計といえます。

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項目内容
カメラ12MP(超広角)
動画3K録画対応
音響オープンイヤースピーカー+マイク
防水IPX4
バッテリー最大8時間(使用)/約19時間(スタンバイ)
充電約20分で50%、ケース併用で最大48時間
連携Meta AI(音声・視覚質問)、Capture LED表示

Meta AIで広がる操作性

Meta AIと連携することで、音声だけで直感的に操作できます。合図は「Hey Meta」です。

撮影の開始や音楽再生、メッセージ送信などを手を使わずに実行でき、移動中や運動中でも操作のストレスを抑えられます。

カメラで映した対象に関する情報をたずねる“視覚質問”にも対応します。

撮影時は前面のCapture LEDが点灯して周囲に記録中であることを示し、LEDが覆われている場合は撮影できない仕様です。利便性とプライバシー配慮の両面で安心感があります。

実用面では、撮影の指示「Hey Meta、30秒動画を撮って」、情報取得「この表示の内容を教えて」、共有「さっきのクリップを送って」のように、自然言語だけで完結できます。

視覚質問は、対象物の識別やテキストの把握などに強みがあり、現場での確認作業を素早く進められます。手がふさがるランやライド中も、音声と最小限のタッチ操作で一連のフローを維持できる点がメリットです。

Ray-Ban Metaとの違いはどこにある?

同じMetaのスマートグラスでも、Oakley Meta HSTNはスポーツ前提の設計が軸です。

出典:Meta

3K動画対応や最大8時間の駆動、IPX4防水などはアクティブな用途を意識した仕様です。

Ray-Ban Metaは日常のファッション性を重視する一方で、Oakley Meta HSTNは装着の安定感を重視するスポーツ寄りの志向が特徴です。

用途イメージが分かれるため、普段使い中心か、運動時の使用が多いかで検討すると選びやすくなります。

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観点Oakley Meta HSTNRay-Ban Meta
想定シーンスポーツ前提の設計日常・ファッション重視
動画3K1440×1920@30fps
耐水IPX4IPX4
駆動時間最大8時間単体:約4時間
ケース:約+32時間
AI機能Meta AIMeta AI
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Oakley Meta HSTNの価格とモデル構成 ―選べる2つのラインナップ

出典:Meta

モデルの種類は、大きく分けて通常モデルと限定モデルの2種類があります。

通常モデルは用途に合わせたレンズ選択が可能です。限定モデルはデザイン面の特別仕様を打ち出し、コレクション性を重視したい方に向きます。以下はそれぞれの特徴です。

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モデル価格(USD)レンズ選択肢補足
通常モデル$399〜Prizm/Polarized/Transitions/度付きカスタマイズ多彩
限定モデル$499専用意匠
(例:ゴールド系)
デザインの特別仕様

通常モデルのバリエーションとレンズ選択肢(度付き・トランジション対応)

出典:Meta

通常モデルは399ドルから展開され、レンズの種類によって価格が異なります。

Oakley独自のPrizmレンズをはじめ、反射光に強いPolarized、光環境に応じて濃淡が変化するTransitionsなど、多彩な選択肢が用意されています。

さらに、度付きレンズにも対応しており、スポーツから日常利用まで幅広くカバーできるのが特徴です。

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レンズタイプ価格(USD)特徴
Prizm$399〜コントラストと発色を強化し、スポーツやアウトドアに最適
Standard(クリア)$399〜日常使いに適したベーシックなクリアレンズ
Prizm Polarized$449〜反射光やまぶしさを軽減し、屋外スポーツでの視認性を向上
Transitions(調光)$479〜光環境に応じてレンズの濃淡が変化する万能タイプ
度付きレンズ対応別途見積り視力矯正が必要なユーザー向けカスタマイズ

限定モデルの特徴

出典:Meta

限定モデルは499ドルで、外観上の特別仕様(ゴールド系アクセント)を採用します。

加えて、レンズには「24K Prizm偏光レンズ」が搭載されており、まぶしさを軽減しつつ高いコントラストを実現します。

機能面は通常モデルと大きく変わりませんが、所有欲を満たすプレミアムな意匠を楽しめます。

スポーツユースに加えてデザイン性を重視したい方、限定感に価値を感じる方に向いた選択肢です。

Oakley Meta HSTNの発売日と販売国 ―日本ユーザーが押さえるべき最新情報

海外で段階的に展開され、日本は現時点で対象国に含まれていません

ここでは、海外の発売スケジュール、日本での発売状況、そして国内で使う場合の留意点を簡潔に整理します。

購入タイミングや導入可否の判断材料としてご活用ください。

海外の発売スケジュール

限定モデルは2025年7月11日から予約受付が開始されました。通常モデルを含むコレクションは夏モデルとして展開され、同年8月26日から出荷が順次開始されています。

現在、AIグラスは以下の国と地域で購入と使用が可能です。

  • オーストラリア
  • オーストリア
  • ベルギー
  • カナダ
  • デンマーク
  • フィンランド
  • フランス
  • ドイツ
  • インド
  • アイルランド
  • イタリア
  • メキシコ
  • ノルウェー
  • スペイン
  • スウェーデン
  • アラブ首長国連邦
  • 英国
  • 米国本土(アラスカ州とハワイ州を含む)
出典:Meta

対象は米国、カナダ、欧州の主要国、オーストラリアなどです。スポーツユーザーの多い市場から提供を広げる流れがうかがえます。

日本での発売状況

現時点で日本はMetaのAIグラス対応国一覧に記載がありません。

国内での正式販売についてもアナウンスは出ていません。そのため入手する場合は並行輸入が前提となります。

保証やサポートは販売国のポリシーに依存するため、購入前に条件を必ず確認してください。

日本利用の注意点

国内で無線機能を使うには技適(技術基準適合証明)などの適合表示が前提です。未認証機器の使用は電波法違反となるおそれがあるためご注意ください。

Meta AIの提供内容は国・言語によって異なるため、現時点で日本は対象国一覧に含まれておらず、一部機能が使えない、またはアプリ提供自体が対象外となる可能性があります。

撮影時には前面のCapture LEDが点灯し、LEDが覆われている場合は撮影できない仕様です。公共空間では周囲への配慮もあわせて意識しましょう。

まとめ

Oakley Meta HSTNは、音声×視覚のマルチモーダルなMeta AI体験を核に、ハンズフリーの撮影・通話・音楽再生を高い完成度で実現します。

価格は通常399ドル、限定499ドルで、海外では2025年夏から順次展開が始まりました。

日本は現時点で対象国に含まれておらず、利用には技適や地域ごとの機能差を踏まえた判断が必要です。

日本での正式展開や対応国の更新を追いながら、用途と条件に合う購入・運用計画を検討していきましょう。

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