
AIスマートグラスは、翻訳や度付きレンズ対応、モニター代わりとしても使える多機能ウェアラブルアイテムです。
本記事では、AIスマートグラスのおすすめモデルを「翻訳」「度付き」「モニター代わり」の視点から紹介すると共に、ユーザーごとの選び方を解説します。
AIスマートグラスとは?おすすめの機能

AIスマートグラスは、メガネ型のデバイスにAI機能を組み込んだウェアラブル機器です。
翻訳や通知表示、カメラ操作などをハンズフリーで行えるのが特徴で、日常生活や仕事、旅行などさまざまな場面で活躍します。
AIスマートグラスとAR/VRの違い
AIスマートグラスは、現実の視界を活かしながら翻訳や通知、カメラ操作などができるメガネ型デバイスです。
必要な情報を自然に補助してくれるため、日常生活に取り入れやすいのが特徴です。
これに対してARグラスは、道路に矢印を重ねてナビをしたり、部屋に3Dオブジェクトを配置したように見せたりなど、現実の景色にデジタル情報を立体的に重ねて表示します。
没入感は高いですが、よりエンタメや業務向けに使われる傾向があります。
また、VRは現実の景色を完全に遮断し、仮想世界そのものに入り込む技術です。
ゲームや仮想空間での会議などに適しており、没入感は最も強い反面、現実世界での移動や作業には向いていません。
このように、AIスマートグラスは「情報を補助する軽量タイプ」、ARは「現実を拡張する立体表示タイプ」、VRは「現実を遮断して仮想世界に没入するタイプ」と整理できます。
AIスマートグラスの翻訳機能
AIスマートグラスには、音声認識を使ったリアルタイム翻訳機能があります。
話した内容を瞬時に字幕として目の前に表示することができるモデルもあり、海外旅行や国際的な仕事の場で非常に便利です。
また、翻訳の処理方法には大きく2種類あります。
ひとつは本体内で処理する「オンデバイス型」で、ネット環境がなくても翻訳が可能です。
もうひとつはクラウド経由で処理する「クラウド型」で、対応言語が多く精度も高いのが特徴です。
用途や使用環境に応じて、どちらの方式が自分に合っているかを選ぶことが大切です。
さらに、会話の双方向翻訳や騒音下での認識精度など、実用性の違いもモデルごとにあります。
選ぶ際には、対応言語やオフライン利用の可否も確認しておくと安心です。
AIスマートグラスのモニター画面機能
AIスマートグラスには、ノートPCやスマートフォンと接続してモニター代わりに使えるモデルがあります。
視野角や輝度が十分であれば、映画の鑑賞や作業効率の向上に役立ちます。
3DoF(Three Degrees of Freedom、3自由度)対応のモデルでは、仮想画面を目の前に固定して表示できるため、自然な作業環境を作ることができます。
複数の仮想画面を並べて使えるモデルもあり、マルチタスクや資料作成にも便利です。
接続方式はUSB-Cポートが基本で、さらにDP Alt対応であれば高解像度・高リフレッシュレートの映像を安定して出力できます。
また、無線接続に対応しているモデルならケーブルなしで使うこともできます。
長時間作業する場合は、重量やバッテリー持ちも確認しておくと快適に使えます。
AIスマートグラスで度付きのタイプ
AIスマートグラスで度付きに対応しているモデルには、大きく分けて3つの種類があります。
1つ目はインサート式で、メガネの内側に度付きレンズを装着する方法です。
普段の眼鏡を使いながらスマートグラスを装着できるため、手軽に利用できます。
2つ目は純正レンズ交換方式で、スマートグラスのレンズ自体を度付きレンズに交換する方法です。
度数に合わせた精密な視力補正が可能ですが、交換費用や納期がかかる場合があります。
3つ目は視度調整機能付きモデルで、ユーザー自身がレンズの度数を調整できるタイプです。
複数人で共有する場合や、近視・遠視など微調整が必要な場合に便利です。
どの方式にするかは、普段の眼鏡の使用環境や予算、使用シーンに応じて選ぶことが大切です。
購入前に、自分の視力や使い方に合ったものを確認しておくと安心です。
法規・プライバシー・安全配慮
AIスマートグラスにはカメラやマイクが搭載されることが多く、使用する際にはプライバシーや法規制への配慮が必要です。
多くの製品では録画中にLED表示が点灯するなど、周囲に撮影していることを知らせる工夫がされています。
周囲の人に不快感を与えないためにも、マナーを守って利用することが大切です。
また、日本で使用する場合は、無線機器として技術基準適合証明(技適マーク)が付いているか確認しましょう。
これにより法律に準拠して安全に使用できます。安全面や法規制の確認は、安心してAIスマートグラスを活用するうえで欠かせません。
AIスマートグラスの選び方(翻訳・度付き・モニター代わりなど)

AIスマートグラスを選ぶ際には、利用目的に合わせて機能や仕様を見比べることが大切です。
翻訳、度付き対応、モニター利用、装着感など、重視するポイントごとに確認する項目が異なります。
AIスマートグラスの翻訳機能を重視するなら
翻訳機能を重視して選ぶときは、まず、どの言語に対応しているかを確認することが大切です。
英語などよく使う言語だけでなく、多言語に対応していれば海外でのやり取りも安心です。
さらに、会話を字幕のように表示してくれるか、表示が見やすいかもチェックしましょう。
また、旅行先や出張先ではネット環境が不安定な場合もあるため、インターネットがなくても使えるオフライン翻訳があるとより安心して使えます。
AIスマートグラスが度付きであることを重視するなら
視力矯正が必要な方にとっては、AIスマートグラスが 度付きレンズに対応しているかどうか が重要なポイントです。
まず、自分の視力に合う度数範囲に対応しているかを確認しましょう。
レンズの交換方法(メーカーに依頼するタイプか、自分で交換できるタイプか)も製品によって違います。
さらに、注文してから手元に届くまでの手順や必要な費用、納期、そして保証内容を比較しておくと安心です。
これらを事前に確認しておけば、快適に使えるだけでなく、長期間安心して利用できます。
AIスマートグラスをモニター代わりに使いたいのなら
映画を見たり、パソコンやスマホの画面を大きく映したりと、モニター代わりにAIスマートグラスを使いたい場合は、接続方法を確認しましょう。
有線接続ではUSB-Cポートを使うのが一般的で、しかもDP Alt対応であれば高解像度・高リフレッシュレートの映像を安定して送ることができます。
無線接続に対応していれば、ケーブルなしで自由に使用できます。
また、3DoF(3自由度)対応ならモニターを見ながら頭を回転しても画面位置がズレにくく、遮光機能があれば明るい場所でも画面が見やすくなります。
その他購入前の注意点
AIスマートグラスを購入する際は、翻訳機能や度付き対応、モニター代わりの機能だけでなく、その他のいくつかのポイントにも注意すると安心です。
具体的には、スマホやパソコンとの互換性、長時間使用できるバッテリー持ち、装着感の快適さ、音質、カメラ機能の有無などです。
また、使用しているスマートフォンのOSに対応しているか、プライバシー面での配慮がされているか、メンテナンスやサポート体制が整っているかも確認しておくとよいでしょう。
どのポイントを重視するかは、仕事で使うのか、旅行や趣味で使うのかによって変わります。
実際の利用シーンをイメージしながら、自分に合った視点で選ぶことが大切です。
AIスマートグラス おすすめ10選

AIスマートグラスのうち、 翻訳・度付き・モニター代わりなどに対応している10のモデル比較表を、以下に示します。
AIスマートグラス比較表
今回紹介するAIスマートグラスは、日本では入手が難しいものばかりです。
一部のモデルだけが、並行輸入や個人輸入によって入手可能であり、中には発売予定が未定のものもあります。
したがって価格に関しては、あくまでも参考値として確認するのにとどめておいてください。
| メーカー 製品名 | 画像 | 価格 | サイト | 翻訳対応 | 度付き対応 | モニター 代わり機能 | 重量 | バッテリー | 日本販売 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| Ray-Ban×Meta Ray-Ban Meta | $299~ | Meta Store | 英・仏・西・伊 | レンズ交換 | なし | 約50g | 4時間 | 日本での公式販売は未定 技適未取得のため日本で使用不可 | |
| Oakley×Meta Oakley Meta HSTN | $399〜$449 | Meta Store | 英・仏・西・伊 | レンズ交換 | なし | 約53g | 8時間 | 日本での公式販売は未定 | |
| Xiaomi Xiaomi AI Glasses | 1,999元 | 公式サイト | 日・英を含む11か国語 非中国語同士は不可 | レンズ交換 | なし | 約40g | 最大24時間 一般的な使用で | 中国のみ販売中 | |
| Lawaken Technology AI Chat City | 29,000円 ※超超早割で32%OFF | 公式サイト | 多言語 ※120以上対応 | レンズ交換 | なし | 約40g | 最大12時間 | GREEN FUNDINGにて先行予約 ※2025年10月24日午前11時から開始 | |
| HTC VIVE VIVE Eagle | 15,600台湾元 | 公式サイト | 多言語 | レンズ交換 | なし | 約49g | 最大4.5時間 音楽再生時 | 台湾限定で予約(~8/31) 台湾以外の販売は未定 | |
| Solos Solos AirGo Vision/3 | $299(AirGo Vision) $129~$299(AirGo 3) | 公式サイト | 多言語 | レンズ交換 | なし | 約42g(AirGo Vision) 約35g(AirGo 3) | 10時間 | 日本での公式販売は未定 技適未取得のため日本で使用不可 | |
| OPPO OPPO Air Glass 3 | 未定 | 公式ニュース | 不明 (将来は対応予定) | 不明 | フルカラー 両眼用 ディスプレイ | 約50g | 不明 | プロトタイプの発表のみ 販売予定は未定 | |
| Brilliant Labs Brilliant Labs Halo | $299 | 公式サイト | 多言語 | 視度調整 レンズ交換 | HUD Head-Up Display | 約40g | 最大1日 一般的な使用で | プリオーダー受付中 2025年11月末頃より発売予定 日本への発送可否は未定 | |
| TCL RayNeo RayNeo X2 / Lite | 4,499元(X2) 約2,999元(X2 Lite) | 公式サイト | 多言語 | インサート | なし | 約120g(X2) 約60g(X2 Lite) | 3時間 | X2は米国で正式販売、現在は在庫なし X2 Liteは状況不明 | |
| Captify Captify | $749~(PRO) $499~(MYVU) | 公式サイト | 40か国語(PRO) 13か国語(MYVU) | レンズ交換 | 両眼用 ディスプレイ | 約37g(PRO) 約43g(MYVU) | 4時間 | 個人輸入なら入手可能 |
Ray-Ban Meta(Meta × Ray-Ban)

Ray-Ban Metaは、ファッション性と先端技術を合わせたスマートグラスで、日常生活を便利でクリエイティブにしてくれます。
Ray-Banのクラシックなデザインをそのままに、高性能カメラやオーディオ機能、MetaのAIアシスタントを搭載しました。
見た目は普通のサングラスと変わらず、日常生活に自然になじみつつ、写真や動画の撮影、音楽の再生、通話をハンズフリーで行えます。
カメラは12メガピクセルで1080pの動画撮影に対応し、SNSでのライブ配信も可能です。
「Hey Meta」と声をかけると、撮影や検索、翻訳などの操作が可能となり、周囲の物体やランドマークを認識して説明することもできます。
バッテリーは4時間使え、充電ケースを使うと最大36時間まで延長可能です。
度付きレンズにも対応しているので、普段使いもしやすいAIスマートグラスです。
Ray-Ban Metaをおすすめするのは、ファッションを楽しみながら最新ガジェットを使いたい人、ハンズフリーで写真や動画、音楽、通話を操作したい人です。
日本での公式販売は未定であり、技適(技術基準適合証明)も未取得のため日本で使用することもできません。公式に発売されるまでは購入しないようにしましょう。
Oakley Meta HSTN(Meta × Oakley)

Oakley Meta HSTN は、スポーティで個性的なデザインと先進的なAI機能を融合させたスマートグラスです。
Oakleyの人気モデル「HSTN」をベースに、MetaのAIアシスタントを搭載することで、日常の体験をよりスマートにサポートします。
ハンズフリーで写真や動画の撮影ができ、音声通話やメッセージのやり取りにも対応しているほか、音楽やポッドキャストを自然な聴き心地で楽しめるスピーカーシステムも内蔵されています。
さらに、AIによる情報検索やリアルタイムでの質問応答が可能で、移動中やアクティブなシーンでも便利に使えます。
Oakley Meta HSTNは、Ray-Ban Metaと比べてバッテリーの持ちが良く、通常使用で最大8時間利用できます。
また1,200万画素のカメラでの写真撮影や、3Kという高画質での動画撮影も可能です。
スタイルと機能性を両立させたこのモデルは、日常生活からアウトドアまで幅広いシーンにフィットし、Oakleyらしいファッション性とMetaのテクノロジーが融合した新しい体験を提供します。
特に、スポーツやアウトドアを楽しみながらも最新のテクノロジーを取り入れたい人や、ファッション性と機能性の両立を求めるアクティブなライフスタイルの人におすすめです。
Xiaomi AI Glasses(シャオミ)

Xiaomi AI Glasses は、人工知能を使って日常生活をサポートしてくれるスマートグラスです。
見た目は普通のメガネに近いデザインですが、中にはAIアシスタント「XiaoAI」が搭載されています。
このグラスをかけると、外国語をその場で翻訳して音声で知らせたり、見ている物を認識して名前やカロリーを教えてくれたりします。
さらに、カメラで写真や動画を撮ったり、音声で指示を出したりすることも可能です。
レンズの色を瞬時に変えられる機能や防水機能も備えており、日常使いに配慮されています。
一見シンプルなメガネですが、AIによって日常生活を広げてくれるのが Xiaomi AI Glasses の大きな特徴です。
Xiaomi AI Glassesは、海外旅行や外国人との会話でリアルタイム翻訳を活用したい人、買い物や食事で素早く情報を得たい人、写真や動画を手軽に記録したい人、音声操作で効率的に作業したい人におすすめです。

AI Chat City(Lawaken)

AI Chat Cityは、香港のLawaken Technologyが開発した軽量なAIスマートグラスです。
重さはわずか約40グラムと非常に軽く、普通のメガネのように自然で快適な装着感を実現しています。最大12時間の連続使用が可能なため、日常生活やビジネスシーン、旅行先など、幅広い用途で活躍します。
主なAI機能としては、「リアルタイム翻訳」「リスニング翻訳」「AI議事録」の3つを搭載しています。
「リアルタイム翻訳」は、スマホとAI Chat Cityが連携することで双方向の翻訳を瞬時に行える機能です。120以上の言語や方言に対応しているため、海外でのコミュニケーションもスムーズに行えます。
「リスニング翻訳」は、一方向の音声をリアルタイムで翻訳して聴くことができる機能です。外国語で行われる講義やスピーチなどを理解したい場面で役立ちます。
「AI議事録」は、会議や講義の内容をAI Chat Cityのみの操作で記録し、要約や重要な行動項目を抽出してくれる機能です。記録の整理を効率的にサポートします。(要約自体は連携したスマホアプリ側で行われます)
さらに、連携するスマホアプリにはAIチャットやAIエージェントもあり、AI Chat Cityに話しかけることで手軽に使用できます。
ハードウェア面では、オープンイヤーステレオスピーカーとデュアルノイズキャンセリングマイクを搭載。周囲の音を自然に感じつつ、クリアな通話や音楽再生が可能です。また、防水規格IPX4、防塵規格IP5Xに対応しており、日常的な使用環境でも安心です。
両側のテンプル部分にはタッチ操作機能を備えており、音楽再生や音量調整、通話への応答を簡単に行うことができます。デザイン面では、処方レンズにも対応し、フレームも交換可能なため、自分の好みやスタイルに合わせてカスタマイズが可能です。
充電には手軽なマグネット式のType-C接続を採用し、Bluetooth 5.3+BLEでスマートフォンとの接続もスムーズに行えます。
軽量で快適な装着感を重視する人や、日常からビジネスまで幅広いシーンでAI機能を効率的に活用したい人にとって、AI Chat Cityは頼もしいパートナーとなるでしょう。
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VIVE Eagle(HTC)

VIVE Eagle(VIVE イーグル)は、台湾のHTCが開発したAIスマートグラスです。
軽量でスタイリッシュなデザインのため、日常的にかけやすいのが特徴です。
このグラスには音声操作が可能なAIアシスタント「VIVE AI」が搭載されており、スマホを使わずに写真や動画の撮影、リマインダーやメモの作成、レストランや場所の検索などを行えます。
さらに、見ている文字をリアルタイムで翻訳する機能もあり、13言語に対応しています。
カメラは12メガピクセルで、超広角撮影が可能です。音楽や通話もオープンイヤースピーカーで自然に利用できます。
データはデバイス内に安全に保存され、外部AIモデルと連携する際もプライバシーが守られる設計です。
バッテリーは長持ちで、短時間の急速充電にも対応しています。
台湾で先行販売されており、カラーはBerry、Coffee、Grey、Blackの4色です。
手を使わずにメモやリマインダーを作成したいビジネスパーソンや、スマートで軽いデバイスを日常生活に取り入れたい人に適しています。
Solos AirGo Vision / AirGo 3(Solos)

Solos AirGo Visionは、OpenAIのGPT-4oを組み込んだビジュアル対応型の次世代スマートグラスです。
カメラで見ている対象の物体やテキスト、人物を認識し、リアルタイムで翻訳や詳細情報、ナビ案内を提供します。
ユーザーは視線を向けるだけで、対象を認識・質問・説明させることが可能です。
フレームはカメラ付きとカメラなしの交換可能なデザインで、用途やプライバシーに応じた使い分けができます。
LED通知機能や長時間バッテリーに対応した設計で、日常からビジネスシーンまで汎用的に活用できます。
一方、Solos AirGo 3は、ChatGPTを活用したAI音声アシスタントを搭載し、日常使いに最適化されたスマートグラスです。
タッチセンサーによる音声操作が可能で、音楽再生や通話の制御、天気確認やリマインダー設定などを手を使わずに操作できます。
リアルタイム翻訳にも対応し、スムーズに海外とのコミュニケーションが行えます。
USB-C充電により通話約7時間、音声再生10時間の使用が可能で、バッテリーの持続性にも優れています。
タッチセンサーや仮想ボタン、モジュラー式フレームなど、直感的でカスタマイズしやすい設計も魅力です。
このように、AirGo Visionは視覚情報からのダイレクトなAI応答などビジュアル重視の体験を提供し、AirGo 3はAIアシスタントとの会話や翻訳による日常性に特化しています。
Solos AirGo Visionは、見ている対象の情報をすぐに知りたい人、業務や学習で大量の視覚情報を扱う人、観光や外出先で物体や場所を素早く把握したい人におすすめです。
OPPO Air Glass 3

OPPO Air Glass 3は、MWC 2024でプロトタイプが披露された、極めて軽量なAI対応スマートグラスです。
スマートフォンと連携することで、生成AI「AndesGPT」による音声アシスタントを利用でき、タッチ操作や音声操作で直感的に操作できます。
ディスプレイは高輝度(ピーク1,000 nits超)、フルカラーの視認性の高い表示を備え、開放型音響設計と4マイク、リバースサウンドフィールド技術により、日常の情報確認やコミュニケーションも快適です。
現在はプロトタイプ段階で、発売時期や価格、グローバル展開は未発表ですが、多くのメディアで注目を集める未来志向のAIウェアラブルです。
OPPO Air Glass 3は、最新のAI技術を身近に体験したいテクノロジー愛好者や、日常生活での情報取得やコミュニケーションを効率化したいビジネスパーソンにおすすめです。
また、軽量でスタイリッシュなデザインを求めるユーザーにも適しています。
Brilliant Labs Halo

Brilliant Labs Haloは、約40グラムと非常に軽量なオープンソースAIスマートグラスです。
普通の眼鏡に近い装着感ながら、マイクロOLEDディスプレイや骨伝導スピーカー、AI処理ユニットを内蔵し、翻訳やHUD表示など多彩な機能を備えています。
搭載されているAIエージェント「Noa」は、ユーザーの視界や音声入力に反応し、必要な情報を即時に提供します。
また「Narrativeメモリー」により過去の会話や人物を記憶し、再び呼び出せる点も特徴です。
さらに「Vibe Mode」では、音声指示だけでカスタムアプリを生成でき、ユーザーごとに最適化された体験をその場で実現できます。
バッテリーは最大14時間駆動します。
完全オープンソース設計のため、GitHub上でハードウェアやソフトウェアが公開されており、開発者やユーザーが自由に拡張や改造を行える点も特徴です。
デザインはマットブラックを基調とし、度付きレンズにも対応しています。
2025年11月より先行予約分から出荷予定です。
プライバシー面にも配慮され、映像は直接保存せず抽象化データとして扱う設計になっています。
Brilliant Labs Haloは、最新のAI技術を日常生活で活用したいテクノロジー愛好者や、自分好みにカスタマイズして楽しみたい開発者やガジェット好きの人におすすめです。
RayNeo X2 / X2 Lite(TCL RayNeo)

RayNeo X2は、翻訳機能、度付きレンズに対応したバランス型のARスマートグラスです。
TCLが開発し、世界初の両眼フルカラーMicro-LED光導波面ディスプレイを採用しています。
最大1,000ニットの明るさと高いコントラスト比により屋外でも視認性に優れ、AIアシスタント機能を通じてリアルタイム翻訳や空間ナビ、通話や撮影などをシームレスに利用できます。
操作は音声やタッチ、専用リングで直感的に行え、実用性と未来的な体験を両立しています。
RayNeo X2 Liteは約60グラムであり、RayNeo X2(約120g)と比較し、軽量設計で携帯性に優れたモデルです。
Snapdragon AR1 Gen 1を搭載し、フルカラー3D映像表示と1,500ニットの高輝度に対応しています。
AIによる翻訳や字幕表示、3Dマップナビをサポートし、12MPカメラによる撮影や音漏れを抑える音響技術も備えています。
RayNeo X2シリーズは、スマホやPCに繋がず単体で翻訳・ナビ・撮影などをこなしたい人や、現場・外出先でハンズフリー運用したい人におすすめです。
Captify

Captifyは、聴覚に不便を抱える方々のために設計された、リアルタイム字幕表示ができるスマートグラスです。
掛けると会話が自動的にレンズに字幕化され、聞き取りにくい状況下でもストレスなく自然なコミュニケーションが可能になります。
Microsoftの音声認識技術が用いられており、40カ国語以上に対応して、字幕表示は無制限で提供されるため、翻訳機能としても大きな活躍が期待できます 。
Captifyは見た目にも普通のメガネと変わらず、わずか約43グラムほどという軽さと調整可能なノーズパッドを備えたフレームで、顔にしっかりフィットし長時間の着用も快適です。
屋外や騒がしい場所でも使用できるよう、高性能なデュアルビームフォーミングマイクとステレオ指向スピーカーを内蔵しており、話者の音声を的確に捉えて背景ノイズを抑えます。
それに加えて、笑い声や拍手などの非音声音も識別して通知する機能を備えており、耳だけでは拾いにくい環境の音の変化にも気づけるようになっています 。
表示部には両眼ディスプレイが採用され、字幕が自然に視界に溶け込むように配置されており、「読む」ではなく「視える」感覚で会話の内容を受け取れる設計です。
テンプル部にあるタッチ操作で、字幕のオン・オフが直感的に切り替えられるようになっています 。
さらに、処方レンズにも対応しており、遠近両用や老眼用、シングルビジョンまで選択可能です。ブルーライトカットや超高屈折率レンズといった幅広いレンズバリエーションがあります。
バッテリーはスタンバイで最大10時間、字幕表示で約4時間使用可能です。わずか40分の充電で復帰します 。
Bluetooth 5.3対応で、iOS(iOS 16以上)やAndroid(Android 12以上)のスマートフォンと連携し、字幕表示の処理はスマホ側で行われます。
オフラインでも動作する設計のため、通信環境を問わず快適に利用可能です。
まとめ
AIスマートグラスは、翻訳や通知表示、モニター代わりなど多彩な機能を備えた次世代ウェアラブルで、その特徴は、
ARやVRに比べて日常に溶け込みやすいことです。
モデルごとに翻訳精度、度付き対応、表示性能や装着感が異なるため、利用シーンに合った選択が重要です。
本記事では翻訳・度付き・モニター対応を軸におすすめ10モデルを比較し、購入時のポイントや注意点を整理しました。
