
AI音声生成で知られるElevenlabsは、新たに音楽分野に進出し、AI音楽生成モデル「Eleven Music」を発表しました。Eleven Musicはユーザーがジャンルやスタイル、曲の構成まで自由自在に制御できることが特徴で、従来の音楽生成モデルを超える細かな調整が可能です。
特に注目されるのは、個別の楽曲部分や楽曲全体のサウンドや歌詞を自由に編集できる柔軟性で、プロの音楽制作にも耐えうるレベルを目指しています。
Introducing Eleven Music. The highest quality AI music model.
— ElevenLabs (@elevenlabsio) August 5, 2025
– Complete control over genre, style, and structure
– Multi-lingual, including English, Spanish, German, Japanese and more
– Edit the sound and lyrics of individual sections or the whole song pic.twitter.com/PmSOeoFe0G
対応言語は英語やスペイン語、ドイツ語、日本語を含めた多言語展開となり、世界中のさまざまな音楽文化や市場ニーズに応えられるように設計されています。
今回、Elevenlabsが発表したデモには多様な音楽ジャンルが含まれています。
Generate your new favorite song.
— ElevenLabs (@elevenlabsio) August 5, 2025
“High-energy Afro-Latin electro-pop at 108 BPM, syncopated dembow kick & metallic snare, side-chained sub-bass pump, glassy Juno pads, DX-bell arps, pitched-vocal chops in the drop; verses half-rapped in low register, chorus yelled with gang… pic.twitter.com/yDmQvOoS74
Get lost in lush, retro textures.
— ElevenLabs (@elevenlabsio) August 5, 2025
“Dreamy, psychedelic, slow Indie Rock, reverb-soaked vocals, retro keys, catchy chorus, analog, phased guitars, liminal, nostalgic feeling, anthem.” pic.twitter.com/xkGnB79LYP
そのほかにも、1950年代をイメージしたレトロ音楽やジャムバンドスタイル、映画予告編を連想させる緊迫感あるインストゥルメンタル、さらにラテン系レゲトンに至るまでさまざまなデモを公開しており、幅広い音楽表現に対応可能であることをアピールしています。
Eleven Musicはレコードレーベルや音楽出版社、著名なアーティストと緊密な協力関係の下で開発されており、生成した音楽は商業利用にも対応済みということです。そのため、クリエイターや企業は安心してEleven Musicを制作環境に取り入れ、広告や映像作品、楽曲リリースなど、幅広い用途で活用できます。
Eleven Musicは既にElevenlabsの公式サイトで提供が開始されており、2025年8月中に限り通常価格の50%割引で利用可能です。同社はユーザーに対して生成した音楽の共有を推奨しており、今後の展開やユーザーコミュニティの拡大にも注目が集まります。
音楽生成AIは近年大きな注目を集めていますが、Elevenlabsが提供するEleven Musicの登場によって、AIを活用した音楽制作の新たな可能性が一層広がりそうです。
出典:Eleven Music
出典:https://x.com/elevenlabsio/status/1952754097976721737