
AIアシスタントプラットフォーム「Claude」は、Artifacts機能に2つの新機能を追加しました。新機能では、すべてのプロジェクトを一つの場所で効率的に管理できるようになったほか、AI機能を組み込んだアプリの作成・共有が手軽に行えるようになりました。現在これらの機能はベータ版として、Free、Pro、Maxの全ユーザー向けに公開されています。
今回のアップデートの目玉となるのが、Artifacts専用のスペース提供です。このスペースでは、Claudeユーザーが自身の制作物(アーティファクト)を構築し、ホスティングや共有までを一元的に行えます。また、このスペースには厳選された事例が集められており、ユーザーはそれらを参考にしながら、自分の用途や目的に合わせて自由にカスタマイズすることも可能です。作成したプロジェクトは整理された状態で管理され、効率的な作業環境を提供しています。

さらにもう一つの重要な新機能として、ArtifactsにAIを直接組み込めるようになった点が挙げられます。ユーザーはClaudeが持つ高度なAI機能を利用し、従来よりも簡単にAI搭載型アプリの制作を始められます。完成したアプリを共有する際、閲覧者がアプリを利用すると、制作者の利用枠ではなく、閲覧者自身のClaudeアカウントからカウントされます。この仕組みにより、アプリを提供するユーザーの負担が軽減され、気軽に作品を公開・共有できるようになっています。
このAI搭載の新しいArtifacts機能は、設定画面から「Create AI-powered artifacts」を有効化することで利用が可能となります。

現段階ではベータ版の提供ですが、ユーザーのフィードバックを元に、正式版リリースに向けた改善が進められる予定です。