GPT-5は今夏登場か。OpenAIポッドキャスト始動

出典:Sam Altman on AGI, GPT-5, and what’s next — the OpenAI Podcast Ep. 1 – YouTube

OpenAIは新番組「The OpenAI Podcast」を立ち上げ、第1回でサム・アルトマン最高経営責任者(CEO)とホストのアンドリュー・メイン氏が対談しました。

アルトマン氏はChatGPTを育児に活用しており、子どもたちはAIより賢くはならないものの、AIを巧みに使いこなすことで私たちの世代をはるかに上回る能力を発揮すると語ります。

一方でAIとの「準社会的関係」が広がる可能性を認識し、社会的ガイドラインの整備が不可欠だと強調しました。

人工知能の到達点については、すでに多くの人がAGI(汎用人工知能)と感じる水準を超えていると指摘し、次の段階である「超知能」を自律的に新しい科学を発見できるシステムと定義しています。

大型言語モデルの次世代版「GPT-5」は「この夏のどこか」での公開を目指しているとのことです。

個人的に最も気に入っている機能として「メモリ」を挙げ、AIが利用者の文脈を理解して短い指示でも適切に応答できる点を高く評価しました。プライバシーについては核心原則だとし、チャット記録の開示を求める米紙との訴訟で争う方針も明らかにしています。

OpenAIは広告ビジネスに参入しておらず、LLMの応答を広告で改変すれば利用者の信頼を損なうと警鐘を鳴らしました。また、短期的にユーザー満足度を高めても長期的には望ましくない行動を招く恐れがあるとして、AI時代の新しいガードレール構築を呼び掛けています。

開発の最大課題は計算能力で、同社は約5,000億ドル(0.5兆ドル)規模の「プロジェクト・スターゲート」で前例のないインフラを構築しようとしています。

膨大な電力はガス・太陽光・原子力などを組み合わせて賄い、将来的には先進的核分裂や核融合にも期待を寄せました。AIが科学研究を加速し、既存データから素粒子物理や創薬分野で新発見を生み出す余地にも言及しています。

さらに、AIを前提とした新しいハードウェア開発にも取り組み、環境を認識し人々の生活文脈を理解するデバイスの登場を予告しました。若い世代にはAIツールを使いこなす力、回復力、創造性を磨くことが将来の大きな報酬につながると助言しています。


出典:Sam Altman on AGI, GPT-5, and what’s next — the OpenAI Podcast Ep. 1 – YouTube

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