Anthropicは6月18日、AI開発環境「Claude Code」にリモートMCPサーバー接続機能を追加しました。
開発者はベンダーが公開するURLを登録するだけで、デバッグツールやプロジェクト管理システムなど外部サービスをターミナルから直接呼び出せます。自前でサーバーを立てる手間がなく、ベンダー側がアップデートやスケーリング、可用性を管理するため保守負荷が大幅に軽減します。
具体例として、SentryのMCPサーバーと連携すればエラーや課題情報を取得してそのままデバッグでき、Linearとの連携ではリアルタイムのプロジェクト状況を確認しながらコード執筆とタスク管理を行えます。
OAuthによる認証を一度行えばAPIキーを保持する必要もなく、自然言語指示だけでツール呼び出しから結果取得まで完結します。
今回の更新は、Claude Codeを主要な開発インターフェースとして活用するための基盤を拡張するもので、今後サードパーティーのMCPエコシステム拡大が見込まれています。
機能は既に提供開始されており、詳細ドキュメントと推奨サーバー一覧を掲載したMCPディレクトリも公開中です。