AI音楽生成サイト12サービスを比較【2026年】無料でできることと商用利用の条件

AI音楽生成サイト12サービスを比較【2026年】無料でできることと商用利用の条件

AI音楽生成サイトは無料でも曲を作れますが、無料のままダウンロードや商用利用までできるかは、サイトごとに大きく違います。この記事では、おすすめの12サービスを「無料でできること・ダウンロード・商用利用の条件・有料プランの料金」で比べました。GeminiのLyria 3.5で実際に作った曲も聴けます。

目次

AIによる音楽の自動生成とは?

AIによる音楽の自動生成は、曲のイメージ・ジャンル・ムードを文章で伝えると、AIがメロディーや伴奏、歌まで作ってくれる技術です。楽器の演奏や作曲ソフトの操作ができなくても、オリジナルの曲を作れます。

AI作曲の仕組み

AIによる作曲は、ディープラーニングの技術で実現されています。大量の楽曲や音声のデータからメロディー・リズム・ハーモニー・コード進行の組み立て方を学び、利用者の指示に合う曲を組み立てる仕組みです。

たとえば「リラックスできるジャズカフェのピアノ曲」と入力すれば、柔らかなピアノの音色とジャズらしいコード進行の曲が返ってきます。今は歌詞を入れると歌声まで付けるサービスも多く、Eleven MusicやGeminiではボーカル入りの曲とインストゥルメンタルを選べます。

従来の音楽制作との違いとメリット・デメリット

従来の音楽制作は、作曲家・編曲家・演奏者が技術と感性を持ち寄って曲を作り上げる仕事で、費用と時間がかかります。AIなら、希望する雰囲気やジャンルを入力するだけで、数分のうちに曲の候補が手に入ります。動画やポッドキャストのBGMを、その日のうちに用意できるのが大きな利点です。

気をつけたいのは、作った曲をどこまで使えるかです。無料で作った曲を商用に使えるか、ファイルで持ち帰れるかはサービスごとに決まりが違うので、次の比較表で確かめてから選びましょう。

無料で使えるおすすめのAI音楽生成サイト12サービスを比較

12サービスを、有料プランの料金・無料プランで作れる量・無料でのダウンロード・歌入りの曲・無料での商用利用で比べた表です。料金は月払いの金額で、年払いを選べるプランは年払いの月あたりの金額を添えました。

スクロールできます
サービス画像料金プラン(月払い)公式サイト無料でできること無料での
ダウンロード
歌入りの曲無料での
商用利用
Eleven Labs Inc.
Eleven Music
Eleven Music(ElevenLabs)の公式サイトのアイコンStarter:$6(年払い $5/月)
Creator:$22(年払い $18.33/月)
Pro:$99(年払い $82.50/月)
Scale:$299(年払い $249.17/月)
Business:$990(年払い $825/月)
ダウンロードはStarterから・配信はCreatorから
公式サイト毎月11分ぶんまで生成・試聴できない日本語にも対応規約の表では映画・テレビ・ラジオなどを除く商用の利用を認める・無料はダウンロードできない
Google LLC
Gemini(Lyria 3.5)
Geminiの公式サイトのアイコン-公式サイト最長3分の曲
作れる数に上限あり
MP3・MP4で保存できるボーカルの有無を選べるヘルプに条件の記載なし
Suno Inc.
Suno
Sunoの公式サイトのアイコンPro:1,500円(年払い 1,200円/月)
Premier:4,500円(年払い 3,600円/月)
公式サイト毎日50クレジット(通常は1回10クレジットで2曲)
モデルはv6-mini
お試しのダウンロードが付いたときだけ歌詞と歌声まで作れる個人の非商用だけ
Uncharted Labs, Inc.
Udio
Udioの公式サイトのアイコンStandard:$10(年払い $8/月)
Pro:$30(年払い $24/月)
公式サイト1日10クレジット・月100クレジット
フルの長さの曲は1日3回まで
全プランで停止中歌詞と歌声まで作れるダウンロードできないため対象外
Stability AI Ltd
Stable Audio
Stable Audioの公式サイトのアイコンSolo:$12
Session:$30
Producer:$90
Studio:$199
公式サイト毎月50クレジット(フルミックスで約12回)書き出しはクレジットを使わない-規約の範囲でできる
Aiva Technologies Sarl
AIVA
AIVAの公式サイトのアイコンStandard:€15(年払い €11/月)
Pro:€49(年払い €33/月)
税別・Standardの収益化はYouTube・Twitch・TikTok・Instagramだけ
公式サイト3分までの曲月3曲・MP3とMIDI-収益化できない・AIVAの表記が必要
Mubert Inc
Mubert
Mubertの公式サイトのアイコンCreator:$14(年払い $11.69/月)
Pro:$39(年払い $32.49/月)
Business:$199(年払い $149.29/月)
Creatorは非商用・商用はPro以上
公式サイト月25回まで生成月5曲・MP3インストゥルメンタル中心非商用だけ・帰属の表示と音の透かし
SOUNDRAW株式会社
SOUNDRAW
SOUNDRAWの公式サイトのアイコンCreator:1,990円(年払い 1,650円/月)
Artist Starter:3,900円(年払い 2,900円/月)
Artist Pro:5,900円(年払い 3,590円/月)
Artist Unlimited:9,900円(年払い 4,900円/月)
定価・割引の表示あり・Spotifyなどへの配信はArtistのプラン
公式サイト登録なしで作成・試聴プランへの加入が必要歌は作れないプランへの加入が必要
Soundful Inc.
Soundful
Soundfulの公式サイトのアイコンPlus:$9.99(年払い $4.99/月)
Pro:$14.99(年払い $9.99/月)
Business:$49.99〜$249.99(年払い $45.99〜$209.99/月・月750〜3,000ダウンロードの枠で変わる)
公式サイト回数の制限なく生成月1曲・MP3-非商用だけ・クレジットの表記が必要
Loudly GmbH
Loudly
Loudlyの公式サイトのアイコンPersonal:$10(年払い $8/月)
Pro:$30(年払い $24/月)
広告・受託の仕事はPro
公式サイト試聴は30秒まで1日1曲・MP3MANTA 1のモデルで作れる非商用だけ
Boomy Corporation
Boomy
Boomyの公式サイトのアイコンCreator:$14.99(割引の表示は$9.99)
年払い $164.89・月あたり$13.74(割引の表示は$109.89・月あたり$9.16)
Pro:$39.99(割引の表示は$29.99)
年払い $439.90・月あたり$36.66(割引の表示は$329.90・月あたり$27.49)
配信は配信代行を自分で用意
公式サイト25曲まで保存できない-できない
九州大学
CREEVO
CREEVOの公式サイトのアイコン無料公式サイト歌詞から作曲
登録は不要
曲を評価すると楽譜・音声・動画日本語の歌詞から作れるメロディーと伴奏はパブリックドメイン扱い・歌声入りは「Sinsy」の表示が必要
出典:各サービスの公式サイトの料金ページ・ヘルプ・ライセンス(2026年10月時点)。歌入りの曲の「-」は、公式サイトに歌声の生成の案内が無いサービス。SOUNDRAWとBoomyは通常の料金を載せ、料金ページの割引の表示と分けた。料金は各料金ページの表示のままで、税込みかどうかはサービスによって違う(Sunoは決済のときに税を計算)。画像は各サービスの公式サイトのアイコン

無料のままファイルで持ち帰れるのは、12サービスのうち7つでした。一方で、無料で作った曲を仕事に使えるかは、ダウンロードの可否と利用の規約の両方で決まります。

日本語の歌を作りたいなら、表の1行目のEleven Musicから試すのが近道です。無料プランで日本語のボーカルの仕上がりを聴いてから、ダウンロードのために有料にするかを決められます。

\ 無料プランでお試し /

AI音楽生成サイト12サービスの特徴と無料でできること

比較表の12サービスを、表と同じ順に1つずつ紹介します。どんな曲が得意か、無料でどこまで使えるかを、公式サイトの説明と規約をもとにまとめました。

Eleven Music

Eleven Musicの公式サイトのトップページ(2026年10月21日)
出典:Eleven Music公式サイト

Eleven Musicは、音声AIのElevenLabsが提供する音楽の生成の機能です。モデルは2026年9月11日に公開されたMusic v2.5とMusic v2で、ボーカル入りの曲もインストゥルメンタルも、日本語を含む多言語で作れます。1曲は3秒から5分までの長さで作れ、曲の一部だけを作り直すインペインティングや、区間ごとに音と歌詞を直す編集に対応しているのも特徴です。

無料プランの生成の枠は、プロンプトの言い回しを変えながら日本語の歌い方を聴き比べるのに向いています。有料プランに入ると、手持ちの音源を参考に曲調を寄せるAudio Referenceも使えます。Music v2とv2.5の、すべての有料プランが対象です。

Eleven Musicの公式サイトから始められます。使い方は次の記事で詳しく紹介しています。

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Eleven Musicとは?使い方と料金、商用利用の条件をプラン別に解説 Eleven Musicとは、ElevenLabsが提供する、文章で指示するだけで歌入りの曲やBGMを作れる音楽生成AIです。この記事では、最新のMusic v2.5を含むモデルの特徴、料金プランと毎月作れる曲の長さ、商用利用の条件、Web画面での使い方までをまとめて解説します。

\ 無料プランでお試し /

Gemini

Geminiの音楽の生成(Lyria 3.5)の公式ページ(2026年10月23日)
出典:Gemini公式サイト

GoogleのGeminiアプリは、チャットと同じ画面で曲を作れるのが特徴です。モデルはLyria 3.5で、ボーカルを入れるかどうかやジャンルを選べるほか、画像や動画をアップロードして曲のイメージを伝えることもできます。

Lyria 3.5は2026年9月4日にGeminiアプリへ入り、無料のアカウントを含むすべての利用者が、Webとスマホのアプリで使えます。使えるのは、18歳以上で、個人のGoogleアカウントか対象となる仕事用・学校用のアカウントでログインし、[アクティビティの保存]をオンにしている場合です。

無料のアカウントで使うときは、長さと回数の条件に気をつけましょう。長さは[短い](約1分)と[フル](約2〜3分)から選べ、フルの曲はモデルを[Pro]に切り替えて作ります。作れる曲の数にはプランに応じた上限があり、上限の数は公開されていません。

ふだんGeminiを使っている人なら、新しいサービスに登録せずに始められるのが利点です。一方で、音楽の生成の商用利用の条件はヘルプに書かれていないため、仕事で使う曲は、条件を規約に書いているサービスで作るほうが判断しやすいでしょう。

今回の曲を作ったときの設定の画面と、実際に作った曲は、Geminiで実際に曲を作ってみたの節に載せています。Geminiの音楽の生成の公式ページでも、できることを確かめられます。

Suno

Sunoの公式サイトのトップページ(2026年10月21日)
出典:Suno公式サイト

Sunoは、歌詞と歌声の入ったフルの曲を作れるAI音楽生成サービスです。2026年9月9日にモデルをv6・v6-wild・v6-miniの3つへ切り替え、1回の生成で最大8分の曲を作れるようになりました。曲を延ばすExtend、別のアレンジにするCover、一部だけを言葉の指示で作り直すReplace Sectionなど、作った後に手を加える機能が多いのが特徴です。

無料プランで使えるモデルはv6-miniで、毎日もらえるクレジットで1回に2曲ずつ作れます。歌詞のアイデアを形にしたり、プロンプトの書き方を練習したりするには十分でしょう。

ただし無料プランの曲は個人の非商用に限られ、お試しのダウンロードで保存した曲も商用には使えません。YouTubeの収益化した動画などで使うなら、ProかPremierに入っている間に作ってダウンロードしましょう。

Sunoの公式サイトから始められます。プランや使い方は次の記事で詳しく説明しています。

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Udio

Udioの公式サイトのトップページ(2026年10月21日)
出典:Udio公式サイト

Udioは、歌入りの曲を作れるAI音楽生成サービスです。曲を延ばすExtendやリミックスの機能があり、有料のStandardとProでは、Voice Control、曲と歌詞の編集、アップロードした音声からの生成、既存の曲をスタイルの参考にする機能も使えます。

気をつけたいのは、音声・動画・ステムのダウンロードが、有料プランも含めて止まっていることです。作った曲はUdioのサイトの中で聴く使い方になり、動画のBGMなどには使えません。無料プランでも1日3回まではフルの長さの曲を作れるので、曲作りのアイデア出しに使う程度と考えておきましょう。

Udioの公式サイトから始められます。これまでの経緯と使い方は、次の記事で詳しく説明しています。

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Stable Audio

Stable Audioの公式サイトのトップページ(2026年10月21日)
出典:Stable Audio公式サイト

Stable Audioは、Stability AIが提供する音楽と効果音の生成サービスです。モデルはStable Audio 3.0で、1秒から6分まで長さを指定して、イントロやループ、フルの長さの曲を作れます。手持ちの音から作るaudio-to-audioや、一部を差し替えるinpaintingにも対応しているのが特徴です。

無料プランを含むすべてのプランで、Ableton・Logic・Pro ToolsなどのDAWで使えるプラグインが付くので、作曲ソフトで曲を作っている人がループや曲の土台を作る用途に向いています。編集や書き出しにはクレジットを使わず、無料のクレジットは生成だけに回せる仕組みです。

無料プランで作った曲も、利用規約と利用ポリシーの範囲で商用に使えます。あとでSoloなどの有料プランに変えなくても、その曲の扱いは変わりません。Stable Audioの公式サイトから始められます。

AIVA

AIVAの公式サイトのトップページ(2026年10月21日)
出典:AIVA公式サイト

AIVAは、250以上のスタイルから曲を作れるAI作曲アシスタントです。自分でスタイルのモデルを作ったり、手持ちの音声やMIDIを参考の素材としてアップロードして曲の雰囲気を寄せたりできます。MIDIで書き出せるため、作曲ソフトに取り込んで自分で手を加えたい人向きです。

無料プランでもMP3とMIDIをダウンロードできますが、曲の著作権はAIVAが持ち、使うときはAIVAのクレジットの表記が必要です。公式ヘルプの説明では、Proに入ると、加入前に作った曲も含めて著作権が利用者に移ります。無料で作った曲を後から自分の作品として扱いたいなら、Proへの切り替えが選択肢になるでしょう。

AIVAの公式サイトから始められます。

Mubert

Mubertの公式サイトのトップページ(2026年10月21日)
出典:Mubert公式サイト

Mubertは、BGM向けのインストゥルメンタルを作るAI音楽サービスです。曲を作るMubert Renderでは、文章から作るText 2 Music、画像から作るImage 2 Music、ムード・ジャンル・BPMを選んで作る方法に加え、会話しながら曲を作るAI Music Chatも使えます。有料プランなら最長25分の曲を作れるので、長い動画やポッドキャストのBGMを1曲でまかなえます。

無料プランのAI Music Chatは使える量が限られ、使い切ると5時間待って回復する仕組みです。無料で作った曲には音の透かしが入るので、試しに作って雰囲気を確かめる用途と考え、収益化する動画や広告には商用を認めるPro以上で作った曲を使いましょう。

Mubertの公式サイトから始められます。

SOUNDRAW

SOUNDRAWの公式サイトのトップページ(2026年10月21日)
出典:SOUNDRAW公式サイト

SOUNDRAWは、動画やポッドキャストのBGMを作るAI音楽生成サービスです。公式サイトは、音源をすべて社内のデータで学習していると説明しています。「ヒップホップ+オーケストラ」のようにジャンルを組み合わせたり、ミキサー機能で楽器のオン/オフや強弱を小節ごとに直したりできます。

アカウントを作らなくても曲を作って聴けますが、登録しないと曲は保存されません。ダウンロードと商用利用にはプランへの加入が必要なので、無料のうちに思いどおりの曲調を作れるかを確かめてから、プランを選ぶ流れになります。

SOUNDRAWの公式サイトから始められます。

Soundful

Soundfulの公式サイトのトップページ(2026年10月21日)
出典:Soundful公式サイト

Soundfulは、ジャンルのスタイルを選んで曲を作るAI音楽生成サービスです。公式サイトは、プロデューサーが手がけ、倫理的に学習したAIが手伝う音楽だと説明しています。

無料プランで使えるスタイルは25以上で、Plus以上は150以上に増えます。パートごとに分けたSTEMパックの書き出しや、SoundCloudへの直接の配信が加わるのはProからです。

無料プランは回数の制限なく曲を作れるので、スタイルを変えながら何曲も聴き比べられます。ダウンロードできる数は少ないため、聴き比べた中からいちばん気に入った1曲を選んで保存する使い方が現実的です。

Soundfulの公式サイトから始められます。

Loudly

Loudlyの公式サイトのトップページ(2026年10月21日)
出典:Loudly公式サイト

Loudlyは、目的に合わせて生成のモデルを選べるAI音楽のプラットフォームです。インストゥルメンタルのVEGA 1〜3と、歌詞と歌声まで作るMANTA 1があり、VEGA 1は下書きを早く作る用、VEGA 3はアレンジやミックスまで済ませた仕上がりの曲向けです。曲をパートに分けるStem Splitter、手持ちの曲を作り変えるAI Remixer、配信向けのAI Masteringもそろっています。

無料プランは試聴が30秒までなので、曲全体の流れを聴いて決めたいなら有料プランが必要です。無料のライセンスは1つのSNSのチャンネル向けのBasic Licenseで、商用の利用は含まれません。

Loudlyの公式サイトから始められます。

Boomy

Boomyの公式サイトのトップページ(2026年10月21日)
出典:Boomy公式サイト

Boomyは、音楽を作ったことがない人でもオリジナルの曲を作れることをうたうAI作曲サービスです。作った曲は編集ツールで手直しでき、有料プランでは上位の編集ツールを使えます。有料のCreatorかProでダウンロードした曲は、商用に使え、Spotifyなどの配信サービスへの配信も認められています。

無料プランはサイトの上で作って聴くところまでなので、配信を目指すなら最初からCreatorを検討しましょう。配信はBoomyから自動で出す形ではなく、DistroKidのような配信代行のサービスを自分で使います。

Boomyの公式サイトから始められます。

CREEVO

CREEVOの公式サイトのトップページ(2026年10月21日)
出典:CREEVO公式サイト

CREEVOは、九州大学の研究プロジェクトの一部として運営されている、日本語の歌詞から作曲するサービスです。登録しなくても無料で使え、歌詞を入れるとメロディーと伴奏が付き、歌声はSinsyで合成されます。作曲のモードは、歌詞から全自動で作る「おまかせ作曲」と、テンポやコード進行・伴奏の楽器を指定する「デザイン作曲」の2つです。

おまかせ作曲では、1分ほどで3つのメロディーサンプルが出て、気に入った1つを選ぶと曲が仕上がります。歌詞は10〜50文字が目安なので、サビのような短いフレーズを入れるのが向いています。

ログインせずに作った曲は20分後に歌詞付きの音声を聴けなくなるため、残したい曲はGoogleなどのアカウントでログインしてから作りましょう。楽譜や動画のファイルは、曲を評価すると見る・ダウンロードできるようになります。

CREEVOの公式サイトから始められます。

無料で使えるAI音楽自動生成サイトの選び方

無料で使えるサイトは多いものの、「作れる」と「持ち出して使える」は別の話です。作りたい曲の種類と、作った曲をどこで使うかを先に決めると、選ぶサイトが絞れます。

歌入りの曲かBGMか

最初に決めたいのが、歌入りの曲かBGMかです。歌入りの曲なら、Eleven Music・Gemini・Suno・Udio・Loudly・CREEVOのように歌詞と歌声まで作れるサービスを選びます。動画やポッドキャストのBGMが目的なら、歌を作れないSOUNDRAWや、インストゥルメンタル中心のMubertでも足ります。

無料でダウンロードできるか

サイトの上で聴けても、無料ではダウンロードできないサービスがあります。Eleven Music・SOUNDRAW・Boomyは無料ではダウンロードできず、Udioは2025年10月29日から全プランでダウンロードを止めています。Sunoは、2026年9月3日以降に登録した無料ユーザーには原則としてダウンロードが付きません。

Eleven Musicのダウンロードの上限は、ElevenLabsの音楽の規約でプランごとに決まっています。

Monthly Download Limit
Free:Not permitted
Starter:30 minutes

和訳:月間のダウンロードの上限 Free:認められない/Starter:30分

出典:ElevenLabs Music Terms(Exhibit A – Music Commercial Rights)

Eleven Musicの曲を無料で持ち帰りたいなら、ElevenLabsが別に出しているアプリElevenMusic(elevenmusic.io・iOSのアプリ)を使う方法があります。

無料で商用利用できるか

収益化するYouTube動画や広告に使うなら、商用利用の条件がいちばん大事です。多くのサービスは、無料プランの曲を非商用の利用に限っています。Sunoは2026年9月3日に発効した規約で、無料プランの曲を個人・非商用の利用に限り、商用で使えるのは決められた経路で正しくダウンロードした曲だけとしました。

You may not commercially exploit Output that has not been downloaded by you through an approved channel under these Terms of Service.

和訳:本利用規約に基づく承認された経路で利用者がダウンロードしていない生成物を、商用で利用することはできません。

出典:Suno Terms of Service

Eleven Musicは、ElevenLabsの音楽の規約の表で、無料プランからBusinessまでの各プランに同じく、映画・テレビ・ラジオ・Studio Gamesを除く商用の利用の範囲を書いています。ただし無料プランはダウンロードできないので、ファイルを持ち出せるのはStarterからです。

Media Rights(Free/Starter/Creator/Pro/Scale/Business/Enterprise Music Lite)
All online and offline commercial use permitted, except film, TV, radio, and Studio Games

和訳:利用の範囲(Free・Starter・Creator・Pro・Scale・Business・Enterprise Music Liteで同じ値):映画・テレビ・ラジオ・Studio Gamesを除き、オンラインとオフラインでの商用利用を許可。

出典:ElevenLabs Music Terms(Exhibit A – Music Commercial Rights)

アプリのElevenMusicは別の条件で、無料プランでも「Made with ElevenMusic」とクレジットすれば商用に使え、1日5曲までダウンロードできます。

Commercial use with a “Made with ElevenMusic” credit
5 downloads a day

和訳:「Made with ElevenMusic」のクレジットを付ければ商用利用が可能/1日5回のダウンロード

出典:ElevenMusic

CREEVOは、無料のまま使える例です。作ったメロディーと伴奏はパブリックドメインとして扱われ、歌声入りの音声を公開するときは「Sinsy」と表示します。

CREEVOで生成されたメロディーや伴奏は、パブリックドメイン(著作権なし)のデータとして扱われます。Sinsyの歌声が入っている音声データを公開・配布する際には「Sinsy」と表示する必要があります。

出典:CREEVO

Stable Audioも、無料プランを含むすべてのプランで、利用規約と利用ポリシーの範囲での商用利用を認めています。無料プランで作った曲を商用に使うために、有料プランへ変える必要はありません。

Commercial use is permitted for tracks generated on the Free plan, subject to the applicable Terms of Service and Acceptable Use Policy.

和訳:無料プランで生成した曲の商用利用は、該当する利用規約と利用ポリシーに従う範囲で認められています。

出典:Stable Audio Commercial & Usage Licensing

有料プランでも、使える場所が限られることがあります。AIVAのStandardで収益化できるのはYouTube・Twitch・TikTok・Instagramだけで、制限なく収益化するにはProが必要です。

Recommended for content creators who want to monetize compositions only on Youtube, Twitch, Tik Tok and Instagram.

和訳:(Standardは)YouTube・Twitch・TikTok・Instagramでだけ曲を収益化したいコンテンツ制作者向けです。

出典:AIVA Pricing

同じように、Mubertは有料でいちばん安いCreatorが非商用で、商用はPro以上です。Loudlyは、広告や受託の仕事に使うならProが必要です。

ElevenLabsのプランごとの違いは、次の記事にまとめています。

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日本語の歌詞・ボーカルに対応しているか

日本語の歌を作りたいなら、見るべきは日本語への対応です。Eleven Musicは日本語を含む多言語のボーカルに対応しています。CREEVOは日本語の歌詞からメロディーを作るサービスで、歌詞を入れるとメロディーと歌声が付く仕組みです。

下の作例のように、Geminiでもプロンプトで「日本語の女性ボーカル」と声を指定して頼めます。

Geminiで実際に曲を作ってみた(Lyria 3.5)

12サービスのうち、GoogleのGeminiアプリで実際に1曲作りました。生成したときの条件と、使ったプロンプト、できた曲を順に載せています。

今回の生成の条件

今回は、2026年10月に有料のGoogle AI Proのアカウントで作りました。設定したのは、モデルと頼み方の2つです。

モデルは、入力欄の右の表示を「Pro」にしました。表示を押して開くモデルの選択では、「3.1 Pro」に選択の印が付いています(2026年10月23日に、曲を作ったチャットで開いて確かめた画面です)。

Geminiのモデルの選択で選ばれている「3.1 Pro」(赤枠①)と入力欄の表示「Pro」

頼み方は、ツールの「音楽を作成」を選ばず、「音楽を作成してください。」から始まる文をチャットで送って頼みました。曲調・ボーカル・楽器は、すべてこの文で伝えています。

Geminiのチャットで送ったプロンプトの吹き出し(赤枠①)

ツールの「音楽を作成」は、入力欄の「+」(アップロードとツール)のメニューにあります。今回は使っていませんが、場所は次のとおりです。

Geminiの入力欄の「+」から開くメニュー。「音楽を作成」の行(赤枠①)

できた曲とプロンプト

送ったプロンプトは次のとおりです。夜のドライブに合うシティポップを、日本語の女性ボーカル・シンセベース・カッティングギターと、声と楽器まで指定して頼みました。

プロンプト

音楽を作成してください。夜の街をドライブしているような、おしゃれなシティポップ。日本語の女性ボーカルで、シンセベースとカッティングギターが軽快に刻む曲。

送信すると、Geminiは答えを2つ並べて出し、どちらが役に立つかを選ぶ形になりました。今回は左の答えの曲を使っています。答えには曲名「午前零時のハイウェイ」の2分58秒の曲と、曲名入りのカバーアートが付き、文ではプロンプトで指定したシンセベース・カッティングギター・日本語の女性ボーカルをそのまま挙げています。

Geminiの答えと、曲名「午前零時のハイウェイ」が入ったカバーアート(赤枠①)
Gemini(Lyria 3.5・Google AI Pro)で作った「午前零時のハイウェイ」

できた曲は、カバーアート付きの動画(MP4)か、音声だけのMP3で保存できます。上の音声は、曲のメニューの「音声のみ(MP3 トラック)」で保存したファイルです。

曲の保存の形式の「音声のみ(MP3 トラック)」(赤枠①)

Geminiの音楽生成の詳しい使い方は、次の記事で紹介しています。

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AIで作った曲を使うときの注意点

AIで作った曲を公開・販売する前に、著作権の議論と、サービスごとの利用規約を押さえておきましょう。特に音楽配信サービスでの配信の条件は、有料プランでもサービスによって違います。

学習データと著作権をめぐる議論

AIがどんなデータで学習しているか、生成した曲と既存の作品の関係をどう考えるかには、まだ決着していない論点があります。たとえばイギリスの作曲家団体Ivors Academyは、2025年4月3日に、SunoのAI歌詞生成ツール「ReMi」を市場から撤去するよう求める声明を出しました。学習と生成のあり方をめぐる議論は、今も続いています。

We are calling on Suno AI to immediately remove its latest AI lyrics generator, ReMi, from the market after reporting found that it can “regurgitate lyrics” from existing copyright-protected works using only simple prompts.

和訳:Suno AIに対し、最新のAI歌詞生成ツール「ReMi」が、簡単な指示だけで既存の著作権保護作品から「歌詞を再現」できることが判明したため、直ちに市場から撤去するよう求めます。

出典:The Ivors Academy

AIで作った曲そのものが著作物として守られるかも、人の創作的な関わりの度合いで判断が分かれます。有名なアーティストの曲や歌声に似た曲を公開すると、権利の侵害を疑われることもあるので、公開の前に聴き比べておくと安心です。

音楽配信サービスでの配信の条件はサービスごとに違う

SpotifyやApple Musicで曲を出したいなら、配信を認めるプランかを先に確かめましょう。Eleven Musicは、ダウンロードはStarterから、配信はCreatorからです。

Music Streaming Distribution
Free:Prohibited
Starter:Prohibited
Creator:Permitted

和訳:音楽ストリーミングでの配信 Free:禁止/Starter:禁止/Creator:許可

出典:ElevenLabs Music Terms(Exhibit A – Music Commercial Rights)

Mubertは、どのプランでもSpotifyなどへの配信とYouTubeのContent IDへの登録を禁じています。

Registering Mubert tracks in Content ID, releasing them on music streaming services or selling them on stock music sites is not allowed on any plan.

和訳:MubertのトラックをContent IDに登録すること、音楽ストリーミングサービスで配信すること、ストック音楽サイトで販売することは、どのプランでも認められていません。

出典:Mubert Render License

SOUNDRAWは、Spotifyなどへの配信をArtistのプランで認め、オリジナルの音源を加えることを条件にしています。

アーティストプランには、クリエイタープランでできることにプラス、オリジナルのボーカルや楽器の音源を加えることでSpotifyやApple Musicなどの音楽配信サービスを介して曲をリリースすることができます。

出典:SOUNDRAW ライセンス

Loudlyは、配信をLoudly自身の配信サービス経由に限っています。DistroKidなどほかの配信代行は使えません。

the right to release or distribute Loudly Output and User Projects to audio streaming platforms, download sites, video sites is granted EXCLUSIVELY through Loudly’s own Distribution service

和訳:Loudlyの生成物と利用者のプロジェクトを、音声ストリーミング・ダウンロードサイト・動画サイトで公開・配信する権利は、Loudly自身の配信サービスを通じてのみ与えられます。

出典:Loudly License Agreement

AIで作ったことを示す透かしと表記の決まり

Geminiで作った曲には、SynthIDというデジタル透かしが入ります。耳では分からなくても、AIで作った曲だと識別できる仕組みです。

無料プランでは、作ったサービスの名前を表記する決まりが多くあります。無料で作った曲を公開するときは、次の表記を忘れないようにしましょう。

無料で作った曲を公開するときの表記
  • Eleven Music:「Eleven Music」と表記する
  • ElevenMusic(アプリ):「Made with ElevenMusic」とクレジットする
  • AIVA:AIVAのクレジットを表記する
  • Mubert:帰属を表示する(音の透かしも入る)
  • Soundful:Soundfulのクレジットを表記する
  • CREEVO:歌声入りの音声に「Sinsy」と表示する

AI音楽生成サイトのよくある質問

AI音楽生成サイトについて、検索の多い質問に答えます。

AIで作った曲を無料で商用利用できるサイトはありますか?

はい、CREEVOのメロディーと伴奏は、無料で作ってもパブリックドメインとして扱われます。

Stable Audioも、無料プランで作った曲を規約の範囲で商用に使えます。アプリのElevenMusicは、無料プランでクレジットを付ければ商用に使えます。ただし多くのサービスは、無料プランの曲を非商用に限っています。

AIで日本語の歌は作れますか?

はい、Eleven MusicやCREEVOなら日本語の歌を作れます。

Eleven Musicは、プロンプトで「日本語の女性ボーカル」のように指定します。CREEVOは、日本語の歌詞を入れるとメロディーと歌声が付きます。

AI音楽生成サイトはスマホでも使えますか?

はい、GeminiはスマホのGeminiアプリでも曲を作れます。

Lyria 3.5の音楽生成は、Webとスマホのアプリの両方に対応しています。ElevenLabsのElevenMusicにもiOSのアプリがあります。

AIで作った曲の著作権は誰のものですか?

サービスの規約によって違います。

AIVAは無料とStandardでは著作権をAIVAが持ち、Proでは利用者のものになります。BoomyとLoudlyは、曲の権利をサービス側が持ったうえで、有料の利用者に使う権利を与える形です。CREEVOのメロディーと伴奏は、パブリックドメインとして扱われます。

無料でダウンロードできるAI音楽生成サイトはどれですか?

GeminiやStable Audio、CREEVOなどは、無料でもダウンロードできます。

AIVA・Mubert・Soundful・Loudlyも無料でダウンロードできますが、回数に上限があります。Eleven Musicは無料ではダウンロードできないので、無料で持ち帰りたいときはアプリのElevenMusicを使いましょう。

まとめ

AI音楽生成サイトは、無料でも多くのサイトで曲を作れます。ただ、無料のままファイルで持ち帰れるのは12サービス中7つで、無料で作った曲を商用に使えるかは、ダウンロードの可否と利用の規約の両方で決まります。

日本語の歌入りの曲を作りたいなら、まずEleven Musicの無料プランで仕上がりを聴いてみるのがおすすめです。手軽に1曲作ってみたいならGemini、登録せずに日本語の歌詞から作曲したいならCREEVOが向いています。仕事で使う曲は、サービスごとに商用利用とダウンロードの条件を確かめてから作りましょう。

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