対話型AI「ChatGPT」が連続アップデートを実施し、無料プラン向けにはGPT-4o miniによる音声機能のプレビューが提供開始されました。
一方、PlusやProユーザーに向けては既存の音声サービスや新機能「Deep research」の利用枠が拡充され、より高度な使い方が可能になっています。
リサーチ作業を効率化するこれらの拡張は、多様なユーザー層から大きな期待を集めています。
一つ目は高度な音声機能の強化で、無料プランのユーザーにもGPT-4o miniによる音声機能のプレビューが提供される点が注目を集めています。
無料プランの利用者は毎日制限付きで試用でき、その音声の自然なテンポやトーンは従来のGPT-4oと近い一方で、よりコストを抑えた仕組みが導入されているとのことです。
さらに、有料プランのPlusユーザーはこれまでどおりGPT-4oを活用した高度な音声機能に加え、無料枠の5倍を超える1日の利用上限やビデオ・画面共有機能を引き続き使用できます。
また、Proプランでは音声機能の利用制限がほぼ撤廃され、ビデオや画面共有の上限も拡大されるため、より自由度の高いコミュニケーションが可能になります。
一方、新たに提供が拡大された「Deep research」機能は、ChatGPT Plus、Team、Edu、Enterprise向けに10件の月間クエリ枠が設定され、Proユーザーは120件に増量されました。
アップロードしたファイルの参照精度や、引用の自動生成といった改良点も盛り込まれており、より高度な調査やレポート作成に活用できます。
これらのアップデートは、より幅広い層のユーザーがChatGPTを活用できるようにする狙いがあるとみられます。
無料プラン利用者が音声機能を試せるようになったことは、音声ベースの会話AIの普及に大きく寄与すると期待され、PlusおよびProプランとの機能格差を知る上でも一つの参考となりそうです。
さらに、ドキュメントや論文調査を効率化するDeep researchの機能強化は、教育機関や企業における情報収集プロセスを加速させる可能性があります。
出典：https://x.com/OpenAI/status/1894454194943529433
出典：https://x.com/OpenAI/status/1894495906952876101