Googleの次世代AIアシスタント「Gemini」が、音楽ストリーミングサービス「Spotify」との連携を開始しました。
この新機能により、ユーザーは自然言語を用いて、Spotify上の楽曲を簡単に検索・再生することが可能となります。
たとえば、「アリアナ・グランデの最新アルバムをかけて」や「ランニングに合う音楽を再生して」といったリクエストに応答し、適切な曲をすぐに再生できます。
GeminiによるSpotifyとの連携を利用するには、まずGoogleアカウントとSpotifyアカウントをリンクし、Gemini Apps Activityを有効化する必要があります。
この設定では、AIが生成したクエリを最大72時間保存し、よりパーソナライズされた体験を提供します。
現在、この機能はAndroid端末でのみ使用可能で、Geminiの言語設定を英語にする必要があります。
iOSデバイスやGoogle Messagesアプリではサポートされていませんが、今後の展開が期待されています。
Spotifyは、WhatsAppに続いてGeminiと連携する2つ目のサードパーティアプリです。
この動きは、GoogleがGeminiを介してアプリケーション間の統合を進め、AIを日常のタスクに取り入れる取り組みの一環とみられます。
Spotify連携においては、曲名やアーティスト名、アルバム名、プレイリスト名などを指定した音楽検索と再生に対応していますが、プレイリストの作成やラジオステーションの生成といった機能はまだ提供されていません。
この点については、今後のアップデートでの改善が期待されます。
Googleが目指すのは、Geminiの連携先を増やし、AIアシスタントとしての利便性をさらに高めることです。
音楽ストリーミングに限らず、WhatsAppやその他の人気アプリとの統合を進めることで、ユーザーが一つのプラットフォーム内でさまざまなサービスを利用できる環境を作り出しています。
出典:Google’s connecting Spotify to its Gemini AI assistant – The Verge