自分の声でAI音声を作成できるサービス「ElevenLabs(イレブンラボ)」では、作成した音声を収益化することができます。
本記事では、ElevenLabsで自分の声を使って収益化する2つの方法と、具体的な収益化のステップ、収益の仕組み、安全性について詳しく解説します。
AI音声で収益を得たい方は、ぜひ参考にしてください。
ElevenLabs(イレブンラボ)とは
ElevenLabs(イレブンラボ)は、AI技術を活用して高品質な音声合成を実現するプラットフォームです。
特徴的なのは、わずか数分の音声サンプルがあれば、自分そっくりの声が作れること。
感情表現や抑揚まで再現できるので、聞いた人は本物の声と見分けがつかないほどです。
ElevenLabs(イレブンラボ)では自分の声を使って収益化できる
多くの人にとって「自分の声で収益を得る」というのは、なじみのない話かもしれませんが、ElevenLabsでは、実際に自分の声を活用して収益化することが可能です。
収益化の方法は主に2つあります。
1つは、ElevenLabsの音声ライブラリで自分の声を公開し、使用実績に応じて収益を得る方法。
もう1つは、企業などとライセンス契約を結び、独占的に声を提供する方法です。
ElevenLabsの音声ライブラリで自分の声を使って収益化する方法
音声ライブラリを通じた収益化は、誰でも簡単に始められるのが特徴です。
具体的な手順を3つのステップに分けて解説します。
ステップ①:自分の音声クローンを作成する
まず必要なのは、高品質な音声クローンの作成です。
クリアな音質で、ノイズの少ない環境で録音された音声サンプルを用意しましょう。
推奨される録音時間は2〜3分程度です。
録音した音声をアップロードし、ElevenLabsの音声クローン作成機能を使って、自分の声のAIモデルを生成します。
ステップ②:音声ライブラリで音声を共有する
音声クローンが完成したら、ElevenLabsの音声ライブラリで公開設定を行います。
この際、自分の声の使用条件や価格設定を決定します。
また、声の特徴や想定される用途などの情報も追加することで、より多くのユーザーに声を見つけてもらいやすくなります。
ステップ③:報酬を獲得する
音声が実際に使用されると、設定した条件に基づいて報酬が発生します。
報酬は月単位で集計され、規定の最低支払額に達すると受け取ることができます。
音声の使用状況や収益はダッシュボードで確認できるため、収益の管理も簡単です。
ElevenLabsとライセンス契約して収益化する方法
より大きな収益を目指せるのが、ライセンス契約による収益化です。
この方法では、企業や団体と直接契約を結び、特定のプロジェクトや用途に向けて独占的に声を提供します。
契約条件や報酬は、プロジェクトの規模や使用範囲によって個別に設定されます。
ライセンス契約に興味がある場合は、ElevenLabsの公式フォームから問い合わせてみてください。
ElevenLabsで自分の声を使って収益化したらいくら稼げる?
ElevenLabsでの収益は、声の人気度や設定した価格によって大きく変わってきます。
具体的な収益の仕組みについてみていきましょう。
自分の声の金額は自分で決める
音声ライブラリでは、自分の声の使用料を自由に設定することができます。
標準ロイヤリティを選択するか、1,000 文字あたりのカスタム料金を $ で設定します (最大 $0.2)。
価格設定の際は、声の品質や用途、市場の需要などを考慮することが重要です。
高すぎる価格設定は使用頻度の低下につながり、逆に低すぎる設定は収益の機会損失となる可能性があります。
報酬の支払い方法は?
収益は、使用量に応じた報酬率に基づいて算出され、ユーザーは週単位で支払われます。
報酬を受け取るためには、Stripeアカウントを用いて支払いが処理され、関連する税務手続きはユーザーの責任となります。
詳細な条件や参加方法は、ElevenLabsの公式サイトに記載された内容を確認してください。
ElevenLabsで自分の声を使って収益化する場合の安全性
声の収益化において、最も気になるのは安全性の問題でしょう。
ElevenLabsでは、声の権利を守るための様々な保護機能が実装されています。
自分の声を他の人が勝手に共有することはできない
ElevenLabsには、声の無断使用や再配布を防ぐセキュリティ機能が備わっています。
音声クローンの作成には本人確認が必要で、作成した音声の著作権は声の提供者に帰属します。
また、すべての音声使用は記録され、不正利用を防ぐための監視システムも整備されています。
自分の声の使われ方を制御できる
音声の使用条件は、声の提供者が細かく設定できます。
例えば、商用利用の可否や、使用できるコンテンツの種類を制限することが可能です。
また、いつでも公開を停止したり、特定のユーザーからの使用をブロックしたりすることもできます。
利用状況は常時モニタリングされており、規約に違反する使用が確認された場合は、すぐに対応が取られます。
まとめ
ElevenLabsでは、音声ライブラリでの共有やライセンス契約を通じて、自分の声を収益化することができます。
声の権利は厳重に保護され、使用状況も管理できるため、安心して利用できます。
まずは音声ライブラリでの公開から始めて、継続的な収益を目指してみてはいかがでしょうか。