OpenAI Responses API、リモートMCP対応で業務効率化を促進

出典:https://x.com/OpenAIDevs/status/1925210339836391875

OpenAIが、自社のResponses APIでModel Context Protocol(MCP)への対応を開始しました。今回の対応により、わずか数行のコードを追加するだけで、ChatGPTのモデルを様々な企業やサービスが運営するリモートMCPサーバーと簡単に接続できるようになります。

Model Context Protocol(MCP)は、AIモデルが他のアプリケーションやサービスと効率的に連携するための標準規格です。これに伴い、OpenAIはMCPの標準化推進を支援するため、その運営委員会にも参加しました。

すでに複数の企業がOpenAIの新たなMCP対応を活用し始めています。

オンライン決済大手のStripeは、APIキーを入力するだけで同社の決済サービスを活用した効率的なワークフローを構築できることを明らかにし、具体的な利用例を公開しました。

また、Webインフラ企業Cloudflareも、自社のプラットフォーム上にOpenAI対応のリモートMCPサーバーを簡単に設置できる環境を提供すると発表しています。

さらに決済サービスのPayPalも、このMCP対応により、OpenAIの大規模言語モデル(LLM)を活用して、より柔軟で効率的な商取引サービスの構築が可能になると発表しました。

これは開発者にとって、AIを活用した新たな商取引ソリューションを作成する際の自由度が大きく高まることを意味します。

金融サービスを提供するPlaidも同様の対応を進めており、OpenAIエージェントをPlaidのMCPサーバーと直接連携させることで、診断プロセスの自動化や、より迅速な問題解析が可能になると説明しています。Plaidは、詳細な利用方法やドキュメントも公開しており、開発者の利便性向上を目指しています。

さらに、Zapierは8000を超えるアプリケーションを単一のエンドポイントでOpenAIのAPIと接続できるようになったことを歓迎しています。

Shopifyも、自社のサービスにおいてOpenAI Responses APIと連携可能なリモートMCP対応を行い、ビジネス現場でのAI活用をさらに促進すると発表しました。

こうしたOpenAIのMCP対応により、企業や開発者はAIモデルを用いた業務効率化や新しい価値創出を、これまで以上に簡単に実現できるようになると期待されています。


出典:https://x.com/OpenAIDevs/status/1925210339836391875

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