
NovelAIは、高品質なアニメ調イラスト生成と小説生成に特化したAIツールです。
使い方は初心者でも簡単で、日本語にも対応しており、画像生成の使い方もシンプルで独自のプロンプト設定で理想のイラストを作成できます。
また、料金プランは複数あり、無料利用から本格的な商用利用まで幅広く対応しています。
この記事では、NovelAIの基本から画像生成のコツ、日本語での使い方、そして商用利用の際の注意点まで詳しく解説します。
NovelAIとは?特徴や機能を解説

NovelAIは、特にアニメ調のイラストやストーリー生成に強みを持ち、ユーザーが細かくカスタマイズできるのが特徴です。
まず、NovelAIの主な機能や他のAIツールとの違いについて解説します。
小説生成機能とアニメ調イラスト生成に特化
NovelAIのテキスト生成機能は、AIが文章を補完しながらストーリーを作成する仕組みになっています。
ユーザーがプロンプト(文章の冒頭や設定)を入力すると、それに基づいてAIが続きを考え、流れのある物語を作成してくれます。
ジャンルや文体の指定も可能で、ファンタジー、SF、ミステリーなど、さまざまなスタイルに対応している点も特徴です。
画像生成機能は、特にアニメ調のイラストに強みを持っています。
テキストプロンプトを入力するだけで、キャラクターの外見やポーズ、表情などを細かく指定したイラストを生成できます。
また、NovelAI独自の特徴として、小説とイラストの連携が挙げられます。
小説を作成しながら、その内容に合わせたイラストをAIに生成させることで、より臨場感のあるストーリーを表現できます。
この機能により、オリジナルのビジュアルノベルやWeb小説制作の補助ツールとして活用することが可能です。
高度なカスタマイズ機能を搭載
さらに、NovelAIは、ユーザーの理想に近い作品を生成するための高度なカスタマイズ機能を備えているため、プロンプト設定の工夫や参照画像の追加によって、より細かい調整が可能です。
例えば、手描きのラフ画をアップロードし、それをベースに清書する形でAIが完成させることも可能です。
これらのカスタマイズ機能により、他のAIツールでは難しい、より細かいニュアンスの反映ができます。
また、スタイルの設定も可能で、アニメ風や漫画風、リアル寄りなど、好みのタッチを選ぶことができます。
さらに、AIの生成強度を調整することで、細かい指示に忠実な出力を求めるか、より自由な創造性を発揮させるかを決めることができます。
NovelAIの料金プラン!無料利用と商用利用について

次に、料金設定について、詳しく見ていきましょう。
NovelAIは、ユーザーのニーズに合わせてサブスクリプション(月額制)と都度購入の2種類の料金プランを提供しています。
サブスクと都度購入の料金プラン
サブスクの場合は以下の料金となっています。
項目 | Tabletプラン | Scrollプラン | Opusプラン |
---|---|---|---|
月額料金 | $10 | $15 | $25 |
文章生成 | 無制限 記憶容量:4096トークン | 無制限 記憶容量:8192トークン | 無制限 記憶容量:8192トークン |
画像生成 | 毎月1,000Anlas付与 | 毎月1,000Anlas付与 | 毎月10,000Anlas付与 ※一定以下のサイズは無制限 |
音声合成 | 利用可能 | 利用可能 | 利用可能 |
その他特典 | – | – | 新機能への早期アクセス |
Tabletプランは、月額$10で文章生成が無制限に利用可能です。
画像生成用の1,000Anlasが毎月付与されます。
Scrollプランは、月額$15で文章生成の記憶容量が拡大されますが、画像生成に関してはTabletプランと同様に1,000Anlasが付与されます。
Opusプランは、月額$25で文章生成の最大記憶容量を提供し、画像生成用に毎月10,000Anlasが付与されます。
さらに、一定以下のサイズの画像は無制限に生成可能で、新機能への早期アクセスも可能です。
サブスクリプションに加入せず、必要なときにサービス内通貨であるAnlasを購入して利用することも可能です。
Anlasの購入は、4.79ドル(約700円)から可能で、約400枚のイラストを生成できます。
例えば、画像生成を頻繁に行うユーザーには、Opusプランがコストパフォーマンスに優れています。
一方、文章生成が主な目的で、画像生成は必要に応じて行う程度であれば、Tabletプランや都度購入が適しているでしょう。
Anlasというサービス内通貨について
NovelAIでは、Anlas(アンラス)というサービス内通貨を使用して画像を生成します。
月額プランに加入すると定期的にもらえますが、プランによって付与される量が違います。
例えば、TabletプランとScrollプランなら毎月1,000Anlas、Opusプランなら毎月10,000Anlasがもらえます。
画像を作るときのAnlas消費量は大きさによって異なり、一般的な832×1216サイズの画像を1枚作るのに20Anlasかかる計算になります。
つまりTabletプランやScrollプランだと、毎月もらえる1,000Anlasで作れる画像は約50枚までということです。
もしAnlasが足りなくなったら、公式サイトで追加購入できますが、もし画像をよく生成するのであれば一定サイズ以下の画像なら無制限に作れるOpusプランがお得かもしれません。
自分が月にどれくらい画像を作りたいか考えて、ぴったりのプランを選ぶといいでしょう。
NovelAIは料金プランにかかわらず商用利用が可能
NovelAIは、どの料金プランであっても商用利用が認められているため、他のAI画像生成ツールと比較してこれは大きなメリットの一つです。
たとえば、自作の小説を電子書籍として販売したり、AIが生成したイラストを使ったグッズを制作・販売したりすることができるだけでなく、YouTubeの動画やSNS投稿用のコンテンツとして利用することも認められています。
ただし、著作権や商標権に関わる要素を含む画像については注意が必要です。
既存のキャラクターや企業のロゴなどを使用した場合、著作権侵害にあたる可能性があるため、そのようなコンテンツの作成は控えるべきでしょう。
また、NovelAIの利用規約が変更される可能性もあるため、商用利用を考えている場合は、定期的に公式サイトの最新情報をチェックすることが重要です。
NovelAIの始め方

つぎに、アカウント作成とプラン登録の手順を詳しく解説します。
サインインのページを開いたら、右上の「サインアップ」をクリックします。

必要事項を入力して「書き始める」をクリックします。

記入したメールアドレスに認証コードが届くので、入力し「Submit」をクリックします。
※メールの認証ボタンを押しても完了できます。

以下の画面に戻るので、右上の「ログイン」をクリックします。

サインアップ時に記入したログイン情報を入れ、「サインアップ」をクリックします。
トップページが表示されたら準備完了です。

NovelAIの使い方

ログインが完了したら、NovelAIを実際に使ってみましょう。
NovelAIを日本語対応に切り替える方法
NovelAIは基本的に英語で提供されていますが、設定を変更することで日本語に対応させることが可能です。
トップページ左上の三角マークをクリックし、

設定画面を開きます。

画面表示設定 > UI言語設定 で「日本語」を選んだら設定完了です。

NovelAIの小説生成機能の使い方
トップページで「新しい物語」を選択します。

イメージに合わせて「ストーリーテラー」もしくは「テキストアドベンチャー」を選択します。
今回は「ストーリーテラー」を選んでみます。

物語の概要をプロンプト入力画面に入力し、「送信」をクリックします。

プロンプトに合わせて結果が生成されます。

結果がイメージに合っていれば、このまま執筆を続けます。

自分で描いた文章は青、生成された文章は白で表示されます。
アイディアが浮かばない時は、「特徴」「敵対勢力」などと入力して「送信」を押すと、続きが執筆されます。

NovelAIの画像生成機能の使い方
トップページから「画像ジェネレーター」を選択します。

プロンプト入力画面にプロンプトを入力し、生成ボタンをクリックします。

数秒待つと、指定した内容に基づいた画像が表示されます。
もしイメージと異なる場合は、同じプロンプトで別バージョンの画像を生成したり、プロンプト内のキーワードを調整したり、不要な単語を削除したりすることで、より理想に近い仕上がりにすることができます。

NovelAIでは、生成した画像をもとに表情やテイストを変更するための機能が備わっています。
以下のように「ベース画像として使用する」もしくは「ディレクターツールに送信」を選択してプロンプトを入力すると

このようにキャラクター性はそのままに表情を変えたりできます。

さらに、NovelAIにはラフ画をもとにイラストを清書する機能も備わっています。
手描きのスケッチをアップロードし、それをベースにAIが仕上げることで、より狙ったイメージを反映させることができます。
この機能を活用すれば、キャラクターデザインの補助や、オリジナルイラストの制作を効率的に進めることが可能です。
NovelAIを使用する際の注意点

次に、著作権に関する留意点や、AIの得意・不得意について解説します。
NovelAIは便利なツールですが、使用する際にはいくつか注意すべきポイントがあります。
著作権に関する注意
まず、AIが生成したコンテンツは、既存の著作物に依存しない独自のものである必要があります。
たとえば、特定のアニメキャラクターや商標を含むイラストを生成し、それを商用利用してしまった場合は作権や商標権の侵害にあたる可能性があります。
そのため、オリジナルのキャラクターや設定を使用し、既存の作品と明確に区別することが重要です。
また、NovelAIの利用規約では、生成物に対する完全な著作権がユーザーにあるわけではなく、一部制限が設けられています。
特に、AIの学習データに関する問題や、特定の利用形態が規約違反となる可能性があるため、商用利用を考えている場合は、かならず公式サイトの最新の規約を確認してくだい。
さらに、AIが生成したイラストやテキストは、意図せず他のユーザーが作成したコンテンツと似てしまう可能性があります。
そのため、オリジナリティを確保するためには、生成されたコンテンツに独自のアレンジを加えたり、複数の画像を組み合わせたりする工夫が必要です。
実写系イラスト生成は向いていない
NovelAIは、アニメ調のイラスト生成に特化しているため、リアルな実写系の画像生成には向いていません。
AIの学習データが主にアニメやイラストスタイルの画像で構成されているため、フォトリアルな質感や細かいディテールを持つ画像を作成しようとすると、意図しない結果になることが多いです。
例えば、リアルな人間の顔や風景を生成しようとすると、不自然な表情や歪んだパーツが含まれることがあり、写真のような精度にはなりません。
そのため、実写系の画像を作成したい場合は、MidjourneyやStable Diffusionのような、フォトリアルな生成に強みを持つAIツールを活用するのがおすすめです。


まとめ
NovelAIは、小説生成とアニメ調のイラスト生成に特化したAIツールで、ユーザーの細かいカスタマイズにも対応しています。
無料プランとサブスクリプション料金プランがあり、商用利用も可能な点が大きな魅力です。
小説作成では、日本語のプロンプトを活用することでより自然な文章を生成でき、画像生成では詳細な指示を加えることで理想のイラストに近づけることができます。
NovelAIの特性を理解し、目的に応じて活用することで、創作活動の幅を広げてみてはいかがでしょうか。