2024年9月の最新GPTsランキングTOP10を発表します。
業務効率化や創造性向上につながるツールが多数ランクインしています。
一部のツールは日本語での使用に課題が残る場合もございますが、Google翻訳を活用することで、そのポテンシャルを最大限に引き出すことが可能です。
初心者からプロフェッショナルまで、それぞれのニーズに合致する最適なAIツールを、ぜひこの機会に見つけてください。
おすすめ人気GPTsランキングTOP10
AIツールが進化して日常や仕事での活用が急増しています。
そのため2023年11月、OpenAIはノーコードでChatGPTをカスタマイズできるGPTs機能を発表しました。
GPTsを使用することによって、オリジナルのチャットボットを作って公開できます。
以下の表では、ChatGPTの「Explore GPTs」で公開されているGPTsのトップ10を、紹介しています。
2024年9月の最新版です。
順位 | GPTs | ジャンル |
---|---|---|
1位 | image generator | 画像生成 |
2位 | Write For Me | 記事作成 |
3位 | Scholar GPT | 論文検索 |
4位 | Canva | デザイン作成 |
5位 | Logo Creator | ロゴ作成 |
6位 | Website Generator | Webページ作成 |
7位 | Video GPT by VEED | ビデオ作成 |
8位 | Consensus | 論文検索 |
9位 | Code Copilot | コード生成 |
10位 | image generator pro | 画像生成 |
第1位:image generator(画像生成)
Image generatorは、テキストプロンプトを入力すると、わずか数秒で高品質な画像が生成できるツールです。
プロンプトの詳細に応じて、色やシーン、具体的な場面を再現します。
プレゼンテーションのアイデアの視覚化や、個人のアート作品の作成に役立ちます。
特に、Web制作やマーケティング、プレゼン資料を効率的に作成したい人におすすめです。
サンプルとして、Image generatorに「毛糸と戯れて身動きが取れなくなった猫」の画像生成を依頼しました。
プロンプト通り、可愛らしい猫のイメージが生成されました。
第2位:Write For Me(記事作成)
Write For Meは、手軽に文章の生成ができるツールです。
書くことが苦手な人でも、大丈夫です。
小説やエッセイの下書きだけでなく、SEOを意識した記事や、研究報告書の作成にも役立ちます。
サンプルとして、Write For Meに「500文字以内のショート・ショート」の作成を依頼しました。
Write for Meはプロンプト通り、ロボットと異次元世界の短い物語を書いてくれました。
文字数は344文字です。
文字数の指定を増やすと、必要に応じて、自動でタイトルをつけたり章立てにしたりします。
タイトルなどをあらかじめ指定して書いてもらうことも、もちろん可能です。
Write for Meは、目的やターゲットなどを入力すると、自動的にアウトラインを組み立てて、文章を生成してくれます。
第3位:Scholar GPT(論文検索)
Scholar GPTは、Google ScholarやPubMedなど、信頼できる学術リソースにアクセスし、幅広いトピックの正確な情報を提供するサービスです。
キーワードを入力すると、関連する論文を検索・要約し、文献の詳細情報やリンクも提供します。
Scholar GPTに「AIとアシモフのロボット3原則」に関する2本の論文を選んでもらいました。
(デフォルトでは、5本の論文が表示されます。)
Scholar GPTは、上記のように論文を選んでそのタイトルを表示するだけでなく、論文の著者・概要・PDFリンクも併せてわかりやすく表示します。
またScholar GPTは下記のように、質問に対する回答の際に、その出典となる論文を示してもらうことも可能です。
Scholar GPTは、研究者・学生・専門家にとって、信頼性の高い学術情報に簡単にアクセスできる便利なツールです。
第4位:Canva(デザイン作成)
ノーコードデザインアプリケーションとして人気のCanvaが、GPTsツールとして使えます。
Canvaは、専門知識がなくてもロゴ・サムネイル・プレゼン資料などを簡単にデザインできるツールです。
ユーザーは生成されたデザインをさらに編集し、好みに応じたコンテンツを作成することもできます。
具体的な用途としては、招待状のデザイン・ポスターの作成・SNS投稿用の画像生成などがあげられます。
サンプルとして、Canvaに「青い鳥をモチーフにした文具店用のロゴ」の作成を依頼しました。
Canvaはさっそくロゴをいくつか提案してくれました。
選択肢は5つありましたが、使えそうなデザインは下記の2つ(No.2とNo.5)だけで、どぢらも「青い鳥のモチーフ」は含んでいません。
他の選択肢は「女性のイメージ」や「パンの絵」などで、文具店のロゴにはあまり使えそうにないものでした。
Canvaを使ったGPTsには、不十分な面が多くありそうです。
Canvaを使うのなら、ブラウザにアプリを直接表示してロゴを作る方が良いのでは?と思われます。
第5位:Logo Creator(ロゴ作成)
Logo Creatorは、テキスト入力をもとにロゴを簡単に作成できるツールです。
デザインの複雑さや色彩なども調整可能で、スタートアップ企業やブランドでロゴのアイデア出し使用するのに適しています。
サンプルとして、Logo Creatorに「名刺のアクセントになる青いフクロウの小さなロゴ」の作成を依頼しました。
プロンプトを入力すると、追加の質問が続きます。
質問に回答すると、Logo Creatorはすぐにロゴを生成してくれます。
ポップなフクロウのロゴが誕生しました。
第6位:Website Generator(Webページ作成)
わずかな時間でウェブサイトを作成できるAIツールです。
ウェブサイトの生成からデザイン、コードの作成、コピーライティングまで、すべての工程を簡単に行えます。
このツールを使えば、誰でも短時間でプロフェッショナルなウェブサイトを完成させられます。
サンプルとして、Website Generatorに「のぞみ保育所(もちろん実在していません)のWebページ」の作成を依頼しました。
依頼すると追加の質問に続いて、想定通りのWebサイトを生成してくれました。
できあがったWebページのサンプルを示します。
なかなか良い仕上がりです。
ただし、表示のほとんどが英語になってしまう点が、残念です。
第7位:Video GPT by VEED(ビデオ作成)
VEED GPTは、ユーザーがテキストプロンプトから簡単にビデオを作成できるAIツールです。
ジェネレーティブAIを使用し、ストック映像や音楽、字幕を取り入れたビデオを短時間で生成します。
また、ユーザーは対話を通じて希望する動画の内容を指定し、その結果30秒程度のショート動画を生成できます。
サンプルとして、VEED GPTに「子犬がボールで遊んでいる30秒のビデオ」の作成を依頼しました。
プロンプトを入力すると、追加の質問が続きます。
質問が終わるとビデオの作成が始まります。
終わったら「Watch Video」の部分をクリックしてください。
ビデオの編集画面が開きます。
ビデオの編集画面です。日本語表示はできません。
しかも生成されたビデオを再生すると、プロンプトと異なる部分も見つかります。
思い通りのビデオ画像を作成するためには、さらに研鑽が必要なようです。
第8位:Consensus(論文検索)
consensusは、2億件の学術論文を検索し、信頼性の高い回答を提供するツールです。
専門知識がなくても、正確かつ簡潔でわかりやすい回答を得られます。
consensusに「AIの歴史」に関する3本の論文を選んでもらいました。
(本数を指定しない場合は5本の論文が表示されます。)
consensusは、論文を選んでそのタイトルを表示するだけでなく、論文の概要・出典・リンク先も併せて表示してくれます。
また、consensusは論文を選ぶだけでなく、下記のように質問をして、その出典を示してもらうことも可能です。
consensusは、レポートや資料の作成にフル活用できます。
研究者や学生だけでなく、忙しいメーカーの担当者や教員にも適しています。
第9位:Code Copilot(コード生成)
Code Copilotは、プログラミングをサポートするツールです。
ユーザーが作りたいコードに対して複数の選択肢から最適なプランを提示し、コードを生成します。
バグの発見や技術的な質問にも対応でき、コーディングの時間を削減するために役立ちます。
初心者からベテランのプログラマまで利用可能です。
Code Copilotのサンプルとして、「西暦→和暦の単純な変換プログラム」の作成を依頼しました。
コードは下記のとおり、簡単に生成されました。
Pythonです。
# Era information
ERAS = {
"明治": (1868, 1912),
"大正": (1912, 1926),
"昭和": (1926, 1989),
"平成": (1989, 2019),
"令和": (2019, 2050),
}
def western_to_japanese(year: int) -> str:
if year < 1900 or year > 2050:
return "対応範囲外です"
for era, (start, end) in ERAS.items():
if start <= year < end:
era_year = year - start + 1
return f"{era}{era_year}年"
return "対応範囲外です"
def japanese_to_western(era: str, era_year: int) -> int:
if era not in ERAS or era_year < 1:
return "無効な入力です"
start_year, end_year = ERAS[era]
western_year = start_year + era_year - 1
if western_year < 1900 or western_year > 2050:
return "対応範囲外です"
return western_year
# Examples of usage
print(western_to_japanese(2024)) # Output: 令和6年
print(japanese_to_western("令和", 6)) # Output: 2024
ただし上記のプログラム、チェック済ではありません。
あくまでも参考用と考えてください。
第10位:image generator pro(画像生成)
世界で最も強力な画像生成ツールは、想像力をかき立て、リアルなビジュアルを瞬時に作成できます。
クリエイターやデザイナーにとって、アイデアを形にするための理想的なツールとなり、限りない可能性を提供します。
サンプルとして、image generator proに「観葉植物のイメージ」の作成を依頼しました。
イメージ通りの画像を生成してくれたのですが、「v」を押すと、さらに新しいイメージを提案してくれます。
新しいイメージは、次のように変わります。
この段階で、選びたい画像を決定するか、再び新しい画像の作成を依頼するかを決められます。