
Googleは、複雑な情報を簡単に理解・活用できるよう設計されたツール「NotebookLM」のモバイルアプリをAndroidとiOS向けに公開したと発表しました。NotebookLMはすでに数百万人のユーザーに利用されており、多くのユーザーがモバイル版のリリースを希望していました。
今回公開されたアプリでは、これまでデスクトップ版で人気を集めていた機能の多くが利用可能となります。
特に移動中でも手軽に利用できるように設計されており、音声で要点をまとめた「Audio Overviews(音声概要)」をオフラインで再生する機能を搭載しています。地下鉄などの通信が届かない場所や通信量を抑えたい場合でも、事前に音声をダウンロードしておけば、いつでも好きなときに聞くことが可能です。さらに、音声概要はバックグラウンドでの再生にも対応しているため、マルチタスクを行いながら情報収集ができます。

また、新アプリには、ユーザーがホストと直接やりとりできる機能も備えられています。
アプリ内の「Join」ボタンをタップすることで、音声概要の内容について直接ホストに質問を投げかけたり、話題を新たな方向に誘導したりといったコミュニケーションが可能になっています。

さらに便利な機能として、ブラウザや他のアプリで閲覧中のウェブサイトやPDF、YouTube動画などのコンテンツを、簡単にNotebookLMへ共有することもできます。共有アイコンをタップしてNotebookLMを選ぶだけで、そのコンテンツが自動的にNotebookLM内の情報源として追加されます。Googleは将来的に、この機能で対応可能な入力形式をさらに拡充していく予定だとしています。
NotebookLMのモバイルアプリは、現在App Store(iOS 17以上のiPhoneおよびiPad)とGoogle Playストア(Android 10以上のスマートフォンおよびタブレット)で無料でダウンロード可能です。
