動画や音声の文字起こし作業に時間がかかって困っていませんか?
本記事では、AIを活用した文字起こしツール「Gladia」の使い方や料金プラン、安全性について詳しく解説します。
Gladiaを使用することで、手作業で何時間もかかっていた文字起こし作業が驚くほど短時間で完了します。
無料プランも用意されているため、すぐに始められます。
この記事を読めば、効率的な文字起こし作業を実現するための方法がわかるでしょう。
Gladiaとは?爆速で文字起こしができる
Gladiaは、AI技術を活用した文字起こしツールで、音声や動画の内容を素早くテキスト化できる点が特徴です。
特に「爆速」と評されるほどのスピードで文字起こしが可能であり、手動による文字起こしと比べて大幅に時間を短縮できます。
GladiaはMP3やWAVなどの音声ファイルやMP4などの動画ファイルに対応しており、YouTubeなどのURLからも文字起こしが可能です。
また、リアルタイムでの文字起こしにも対応しているため、会議やインタビュー中の音声も即座にテキスト化できます。
Gladiaの安全性やセキュリティ!情報漏洩リスクについて
Gladiaのセキュリティページを確認すると、セキュリティに関する基本的な方針が明示されています。
以下にその内容をまとめます。
インフラとネットワークのセキュリティ
Gladiaは、業界トップのクラウドプロバイダーを使用し、GDPRに準拠したデータ保護を行っています。
ファイアウォールやIPフィルタリングなど、複数のセキュリティゾーンでネットワークを保護し、不正アクセスを防止しています。
データ暗号化と保持ポリシー
データはTLSによって転送時に暗号化され、保存時にも強力な暗号化アルゴリズムが使用されています。
データ保持期間はデフォルトで12ヶ月ですが、ユーザーはカスタムポリシーに基づいて削除を依頼することも可能です。
DDoS攻撃対策とアプリケーションセキュリティ
DDoS攻撃からシステムを守るために業界標準の対策が導入されています。
また、リアルタイムで脆弱性攻撃やビジネスロジック攻撃を検出・ブロックする仕組みも整っています。
安全性に関する注意点
Gladiaは業界標準のセキュリティ対策を講じていますが、「完璧な安全対策は存在しない」としており、100%の安全性は保証できないと明記しています。
Gladiaの料金プラン!無料でも利用可能
Gladiaには、無料で始められるプランから、プロフェッショナルや企業向けの有料プランまで、さまざまな料金プランが用意されています。
それぞれのプランには異なる機能や制限があり、ユーザーのニーズに応じて最適なプランを選ぶことができます。
ここでは、それぞれのプランの特徴や違いについて詳しく見ていきましょう。
Gladiaの料金プラン比較表
Gladiaの料金プランは以下の通りです。
Free | Pro | Entreprise | |
---|---|---|---|
料金 | 無料 | $0.612/1時間 ※ライブ文字起こしの 場合は、$0.144/1時間 | 要相談 |
文字起こし時間 | 月/10時間 | 無制限(従量課金) | 無制限(カスタム) |
同時タスク | × | 〇 | 〇 |
言語検出 | × | 〇 | 〇 |
コード翻訳 | × | 〇 | 〇 |
自動句読点と 大文字小文字の区別 | × | 〇 | 〇 |
無料プランと有料プランの違いと制限
無料プランでは、月に10時間まで無料で文字起こしが可能です。
これは、個人ユーザーや小規模なチームにとって十分な量であり、会議の議事録やインタビューの文字起こしに適しています。
ただし、無料プランでは高度なカスタマイズ機能などは利用できません。
一方、プロプランは従量制で無制限に利用でき、必要に応じた追加機能も利用可能です。
例えば、大量のデータ処理や複数のプロジェクトを同時に進行する場合に適しています。
エンタープライズプランは、専任サポートを含むカスタムソリューションが提供されます。
特定の業務要件に合わせたオプションも含まれており、企業全体での利用を想定したサービスです。
Gladiaの始め方
アカウント登録は、自身のGoogleアカウントまたは、メールアドレス、パスワードから登録できます。
アカウント登録が完了すると、アンケートが表示されるので、任意で入力します。
これで、アカウント登録は完了です。
Gladiaの使い方!実際に文字起こししてみた
Gladiaでは、URLや音声ファイルから文字起こしする方法とリアルタイム音声から文字起こしする方法があります。
ここでは、それぞれの具体的な手順を見ていきましょう。
URL・ファイルからの文字起こし
「Playground」で文字起こししたい動画のURLや音声ファイルをアップロードし、「Next」をクリックします。
今回は弊社で運営しているPodcast「AI未来話」のYouTube配信版を文字起こしします。
必要に応じて各種設定を行い、「Transcribe」をクリックすると、文字起こしが開始されます。
設定項目は、以下となります。
設定項目 | 詳細 |
---|---|
Audio Language | 言語を指定するか、自動検出を行います。 |
Enable code switching | 単一の音声から複数の言語を自動検出します。 |
Diarization | 音声内の複数の話者を自動検出し、書き起こされた各テキストを発言した話者に割り当てることができます。 |
Translate transcription | 音声データの言語に関係なく、指定した言語で文字起こしします。 |
文字起こし結果が表示されます。
文字起こしされたテキストをクリックすると、その個所に移動し音声を読み上げる機能もあります。
「Export」をクリックし、任意の形式で出力することが可能です。
出力形式は、「JSON」、「SRT」、「VTT」、「Plain text」から選択できます。
リアルタイム文字起こし
「Playground」で「Real-time」を選択し、「Next」をクリックします。
「Start recording」をクリックすると。録音が開始されます。
「Real-time transcription」では、使用するマイクの設定や言語の選択などが可能です。
録音が完了したら、「Stop recording」をクリックします。
録音が終了すると、文字起こし結果が表示されます。
「Export JSON」をクリックすると、JSON形式のファイルがダウンロードされます。
まとめ
今回は、AIを活用した文字起こしツール「Gladia」について詳しく解説しました。
Gladiaは、動画や音声ファイルから素早く正確に文字起こしができ、URLからの取り込みやリアルタイムでの文字起こしにも対応しています。
セキュリティ面も充実しており、データの暗号化や自動削除機能により安全に利用することが可能です。
また、月10時間まで無料で利用できるフリープランがあるため、気軽に試せます。
文字起こし作業の効率化をお考えの方は、ぜひGladiaを活用してみてください。