
AI企業Gensparkは5月20日、サブスクリプションのPlusプランおよびProプラン利用者向けに、クレジット残量を気にせず使える無制限AIチャット機能の提供を開始しました。
同社はOpenAI o3やo4-mini-high、Claude 3.7、Gemini 2.5、DeepSeek R1など計9種類の最新モデルを連携させる「Mixture-of-Agents」機能を採用しています。
これは、質問やタスクの内容に応じて各モデルへ最適な役割を割り振り、生成された複数の回答を統合・再評価して最終出力を決定する仕組みで、単一モデルよりも高品質かつ高速な応答を狙うものです。
主要モデルを個別に契約した場合、ChatGPT Plusが月額20ドル、Claude Proが20ドル、Google Gemini Advancedが19.99ドルで、合計59.99ドル(約9300円、1ドル155円換算)かかりますが、Genspark Plusは24.99ドル(約3900円)で9モデルすべてを利用でき、5割以上のコスト削減になります。DeepSeek R1など追加モデルも含まれるため、専門家・クリエイターは幅広い出力を低コストで得られるとしています。
既存のPlus/Pro会員はサイドバーからAIチャットを選択するだけで即時に利用開始できます。
さらにWeb上の画像・PDF・動画を収集し、AIが論理的フォルダー構成で整理する「完全自律型ダウンロードエージェント」とクラウドストレージ「AIドライブ」もリリースしました。
AIドライブではPDFの要点抽出や画像から動画への変換も行え「ヨーロッパの名所の画像をダウンロードして」といった自然言語の命令で作業を自動化できます。
今回のサービス拡充により、同社はクリエイターやビジネス利用者の業務効率を一段と押し上げたい考えです。
