
Gensparkは、Baidu(百度)の元幹部が設立したAI検索スタートアップ企業で、Googleの支配に挑戦するために6000万ドルのシード資金を調達しました。シンガポールに拠点を置くLanchi Ventures社が主導したこの資金調達により、Gensparkの評価額は2億6000万ドルになりました。
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Gensparkとは?スーパーエージェントの使い方と料金!どこの国のAIで安全性は大丈夫?
今注目の次世代AIツール「Genspark」は、検索だけでなく、調査・予約・資料作成まで自動でこなす「実行型AI」として話題を集めています。
複数のAIが連携して動く「スーパーエージェント」機能を搭載し、日常からビジネスまで幅広く活用されています。
Gensparkはどこの国で開発されたAIなのか?
日本語対応や安全性は十分なのか?
本記事では、Gensparkを初めて使う方が気になるポイントを解説していきます。
カリフォルニア州パロアルトに本社を構えるGensparkは、複数のAIモデルプロバイダーを使って情報をインデックス化して要約し、1ページにカスタマイズされた検索結果を提供することで他の検索エンジンとの差別化を図っています。
GensparkのCEOエリック・ジン氏は2023年10月までBaiduのスマートフォンおよびスマートスピーカーを担当するXiaodu(小度)部門を率いていました。ジン氏は、現在パロアルトとシンガポールに分かれた20人のチームを率いており、シアトルに新オフィスを開設する計画です。
Gensparkはアメリカ市場をターゲットにしています。現在は無料で利用できますが、将来的は有料サブスクリプションも検討されています。
Gensparkの資金調達は、AI検索エンジン市場が再び競争を激化させている時期に行われました。現在別のAI検索エンジンのYou.comも5000万ドルの追加資金を調達しようとしており、既にユニコーン企業となったPerplexityも追加資金調達を検討中です。
出典:AI search startup Genspark raises $60 million in seed round to challenge Google | Reuters