生成AIアプリ開発ツールのDifyは、オープンソースライセンスの見直しを検討すると発表しました。直近で複数の侵害事例が発生し、関係する開発者に対して法的通知を送付した状況を受けての対応だということです。
Difyは、大規模言語モデルを活用して、独自のチャットボットやAIアシスタントなどのアプリケーションをノーコードで構築できるオープンソースプラットフォームです。
🎉 Dify Embarks on a New Chapter!
— Dify.AI (@dify_ai) April 8, 2024
Dify's 'AI Workflow' is now available in both cloud and open-source versions.
This update has been revamped by enhancing over 100,000 lines of code, and here’s what you can look forward to:
1️⃣ Develop LLM Apps with Workflow: Dify allows you to… pic.twitter.com/ZGdQJpjqes
ライセンスの見直しに関して、Difyはコミュニティの意見を求めており、以下の2つのオプションを検討しています。1つは、非コピーレフトのApache 2.0ライセンスを保持しつつ、遵守状況を確認する調査権を追加する案。もう1つは、MongoDBのようにコピーレフトのSSPLを採用し、ソフトウェアをサービスとして提供する際にその全スタックをオープンソース化することを義務付ける案です。
同社はこの議論がオープンなものであることを強調しており、ユーザーからのフィードバックをもとに検討を進めるということです。