ChatGPTのDeep Research、PDFエクスポートやMicrosoftとの連携機能を追加

出典:https://x.com/OpenAI/status/1921998278628901322

ChatGPTの「Deep Research」に、作成したリサーチレポートをPDF形式でエクスポートできる機能や、MicrosoftのSharePointおよびOneDriveと連携する機能が新たに加わりました。

今回追加されたPDFエクスポート機能では、表や画像を含む詳細なレポートを簡単にPDFとしてダウンロードできます。また、引用元や参照した情報源へのリンクが自動で埋め込まれるため、信頼性が高く、情報共有やプレゼンテーションにも適しています。

この機能は、作成画面の共有アイコンをクリックし、「PDFでダウンロードする」を選ぶだけで使用可能です。

さらに、直近で作成したレポートだけでなく、過去に作成したレポートでも利用できます。

現在、この新機能はChatGPTのPlus、Team、Proユーザーに展開中で、今後、Enterpriseユーザーや教育機関向けにも順次提供される予定です。

また、MicrosoftのSharePointおよびOneDriveとの連携機能も提供開始されています。これにより、ChatGPTがユーザーのSharePointやOneDriveに保存されたファイルをリアルタイムで参照し、分析結果をレポート内で活用することが可能となりました。

たとえば、財務データや業務資料などを保管したMicrosoftのクラウドストレージとChatGPTを接続することで、ユーザーが質問を投げかけるだけで必要な情報を迅速に取得できます。

連携機能の利用には、まずDeep Research機能を選択し、作成画面で下矢印をクリックしてSharePointまたはOneDriveを選びます。

その後、Microsoftアカウントでの認証およびフォルダの選択を行えば設定が完了します。

また、設定画面の「接続するアプリ」の設定メニューからも簡単に接続可能です。

接続されたMicrosoftのサービスとの連携では、ユーザーが入力した質問に基づいてChatGPTが自動で検索クエリを生成し、関連するファイルをMicrosoft側で探します。

たとえば、「北米地域の第1四半期の財務概要を確認したい」といった質問に対して、ChatGPTがSharePointやOneDrive上のファイルから関連データをリアルタイムで抽出し、回答を生成します。なお、Microsoft 365の管理者は、この連携を組織内で許可するための承認作業が必要となります。

この機能は現在ベータ版の段階で、利用可能な地域が限られており、欧州経済領域(EEA)、スイス、英国のユーザーにはまだ提供されていません。Plus、Pro、Teamのユーザーが利用可能で、Enterprise向けの対応スケジュールは今後改めて発表される予定です。


出典:https://x.com/OpenAI/status/1921998278628901322
出典:Connecting SharePoint and Microsoft OneDrive to ChatGPT deep research | OpenAI Help Center

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