
OpenAIはChatGPT Plus、Team、Enterprise各プランで提供している推論モデル「o3」「o4-mini」「o4-mini-high」のメッセージ上限を従来の2倍に引き上げました。
新たな上限はo3が週100件(従来50件)、o4-miniが1日300件(同150件)、o4-mini-highが1日100件(同50件)となります。なお、上位のChatGPT Proプランは従来どおり事実上の無制限で利用できます。
サム・アルトマンCEOはXで「利用者の声を反映して制限を倍増させた。GPUの増強が進めばさらに改善できる」とコメントしました。
we really do try to listen to feedback!
— Sam Altman (@sama) April 23, 2025
we would love to be able to do even more; we continue to have to make very hard tradeoffs between rate limits, new feature launches, and latency.
the GPUs are coming, so hopefully it gets better.
同氏は、レートリミットの緩和と新機能投入、応答遅延の抑制という三つの要素のバランスを取る上で難しい判断を迫られているとしながらも、今後も改善を続ける姿勢を示しています。
今回の緩和によって、日常的に高度な推論モデルを利用する開発者やビジネスユーザーの生産性向上が期待されます。
一方でOpenAIはGPU不足を背景に、さらなる拡張には慎重な姿勢も示しており、今後のインフラ増強の進捗が注目されます。