
OpenAIは、ユーザーからの強い要望に応え、ChatGPTのWeb版にて新たに「GPT-4.1」モデルの提供を開始しました。
今回WEB版で利用可能となった「GPT-4.1」は、特にプログラミングなどのコーディング作業や詳細な指示の理解・実行に特化したモデルです。これまでOpenAIが提供してきた「o3」や「o4-mini」といったモデルよりも高速な処理が可能であることから、日常的な作業を迅速にこなす用途として有効な選択肢になると期待されています。
ChatGPTの有料プランである「Plus」「Pro」「Team」の各ユーザーは、本日より、Web版のモデル選択画面に表示される「他のモデル」というドロップダウンメニューからGPT-4.1を利用できます。

また、企業向けの「Enterprise」や教育機関向けの「Edu」ユーザーについても、数週間以内に順次、同モデルが展開される予定です。
さらにOpenAIは、従来の簡易版モデルである「GPT-4o mini」に代わり、新たに「GPT-4.1 mini」を全てのユーザー向けに導入しました。これにより、無料ユーザーを含む幅広い層で最新技術を気軽に試用できる環境が整うことになります。
GPT-4.1は、APIで先行して利用可能となっていましたが、そのコストパフォーマンスの高さから開発者や企業ユーザーに特に好評でした。今回Web版でも使用可能になったことで、ユーザーがブラウザ上で手軽に高性能なモデルを使えるようになった点を評価する声が早くも出ています。

その一方で、モデルのラインナップが再び増えたことで、特に初心者や一般ユーザーにとっては適切なモデルの選択が難しくなり、混乱や困惑が生じるのではないかと懸念されます。