OpenAIが提供する生成AIのモデル「ChatGPT」のモデル「GPT-4o」がさらなるアップデートを実施しました。今回のアップデートでは、複数の要素を含むリクエストや詳細な指示に対し、従来以上に正確な応答が可能になっています。
このGPT-4oの改善点として特に注目されるのは、複雑な技術問題やプログラミング上の課題に対する対応力の強化です。これまでも一定の評価を得ていたコーディング関連の質問や問題解決において、さらに安定した高いパフォーマンスを発揮することが期待されます。
さらに、GPT-4oの創造力と直感力も向上しました。創造性の向上により、より自然かつ独創的な表現が可能となったため、文章生成だけでなく企画立案やブレインストーミングなどの用途にも一層活躍することが予想されます。一方で、これまでより絵文字の使用頻度が抑えられ、よりシンプルかつ読みやすいメッセージに仕上がっています。
GPT-4o got an another update in ChatGPT!
— OpenAI (@OpenAI) March 27, 2025
What's different?
– Better at following detailed instructions, especially prompts containing multiple requests
– Improved capability to tackle complex technical and coding problems
– Improved intuition and creativity
– Fewer emojis 🙃
OpenAIのCEOであるサム・アルトマン氏も、コーディング能力や指示の遵守、そして自由度において優れていると指摘し、今回の改善が幅広い分野の利用者にとって有益であるとの見解を示しました。
new version of GPT-4o particularly good at coding, instruction following, and freedom.
— Sam Altman (@sama) March 28, 2025
また、同氏は今回のGPT-4oのアップデートを自身のSNSで「本当に大きな進歩（really big strides）」と高く評価しており、今後さらに多くのアップデートが予定されていることも明らかにしています。
we updated GPT-4o! really big strides.
— Sam Altman (@sama) March 27, 2025
more updates to come. https://t.co/gCv6d1jk65
アップデートされたGPT-4oはすでにChatGPTの有料ユーザーに提供が開始されており、無料ユーザーにも今後数週間かけて順次展開される予定です。最近では画像生成機能の追加など機能拡張を積極的に進めているOpenAIですが、今回のGPT-4oの更新により、さらなる市場競争力の強化につながると見られます。
OpenAIは引き続き、技術革新を通じて生成AIの可能性を広げており、今後の動向にも関心が集まっています。今回のアップデートがChatGPTの利用体験にどのような影響を与えるのか、ユーザーからのフィードバックにも注目が集まります。