Cursor、Webとモバイル版を提供開始 IDE不要でAIコーディングが可能に

出典:Cursor on Web and Mobile | Cursor – The AI Code Editor

強力なAIコーディングアシスタント「Cursor(カーソル)」が、Webブラウザとモバイル端末からでも利用可能になりました。これにより、専用の統合開発環境(IDE)がなくても、コーディングをサポートするAIエージェントをいつでもどこでも利用できます。

これまでCursorは主にIDEと連携して提供されていましたが、今回のアップデートにより、ブラウザからタスクを入力するだけでAIエージェントが起動し、コードの作成、バグ修正、新機能の構築などをバックグラウンドで実行します。ユーザーは外出中や離席中でもタスクを開始でき、終了後にはSlackを通じて通知を受け取ることが可能です。

また、Webとモバイル版のCursorでは複数のエージェントを並行して動作させることができ、異なるAIモデルで同一タスクを同時に実行し、その結果を比較できます。

作業が完了すると、コードの差分を確認したり、追加の指示を与えたり、ブラウザ上で直接コードを編集したりすることも可能です。準備が整ったら、Webインターフェースから直接プルリクエストを作成してマージできます。

Web版はデスクトップ、タブレット、スマートフォンなど多様な端末からアクセスでき、Progressive Web App(PWA)としてインストールすれば、iOSやAndroid端末でネイティブアプリのように利用できます。さらにSlackとの連携により、Slackのチャットから「@Cursor」と呼びかけるだけでタスクを開始することも可能です。

開発を担当するAndrew Milich氏とJason Ginsberg氏は、Cursorを「AIエージェントと協力してコードを書く最高の場所にしたい」と話しており、今回のWebおよびモバイル対応について「チームメンバーとの協働と同じくらい簡単にエージェントと作業ができる」と期待感を示しています。

CursorのWeb版とモバイル版は、すでに開発チーム内でも日常的に使われており、コードの作成・編集・レビューを場所を問わずに行える環境が実現しています。

CursorのWeb版およびモバイル版は公式サイトからすぐに利用できます。


出典:Cursor on Web and Mobile | Cursor – The AI Code Editor

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