
米カリフォルニア州のAIスタートアップWindsurfは、自社開発のソフトウェア開発向けAIモデル「SWE-1」を公式ブログで発表しました。
ラインアップは旗艦SWE-1に加え、軽量版SWE-1-lite、高速推論向けSWE-1-miniの三種。同社によればSWE-1は社内ベンチマークでGPT-4.1、Claude 3.5 Sonnet、Gemini 2.5 Proと同等の性能を示し、最新のClaude 3.7 Sonnetには及ばないもののフロンティア級に位置付けられるといいます。
SWE-1-liteとSWE-1-miniは無料プランを含むすべての利用者が無制限で利用可能になる予定で、フラッグシップのSWE-1は有料プラン向けに提供される予定です。
モデルは「未完成コード」や「長時間タスク」など実務現場に近いデータで学習され、エディタやターミナルなど複数の開発環境を横断して動作する“フローアウェアネス”を強みとします。同社は今後も機械学習チームを拡充し、SWEシリーズの改良とフロンティアモデルの投入を継続するとしています。
WindsurfはSWEシリーズを継続開発し、開発効率を99%向上させる目標を掲げています。
OpenAIによる約30億ドルの買収報道が取り沙汰される中、Windsurfがモデル層へ本格参入した意義は大きいといえるでしょう。