
米Figmaは2025年5月7日、年次イベント「Config 2025」をサンフランシスコのモスコーニ・センターで開幕し、世界8,500人が来場しました。14日にはロンドンでも開催される予定です。
今回リリースされた内容は、Figmaがデザインから公開までを一気通貫でカバーするという大胆な拡張です。
目玉はサイト制作ツール「Figma Sites」
デザインファイルをコピー&ペーストで移行し、50種類のテンプレートとデザインシステムを活用してレスポンシブサイトをGUIだけで構築できます。
ブレークポイント設定やスクロールパララックスなどの演出をキャンバス上で確認し、そのまま公開できるため、コードを書かずに本番品質のWebを生成できる点はSNS上でも大きな話題を呼んでいます。
同時に、ブランド資産生成「Figma Buzz」、プロンプト-to-プロトタイプ「Figma Make」、ベクター描画強化「Figma Draw」、レスポンシブレイアウト「Grid」も披露されました。
いずれもAIを深く組み込み、テンプレート共有、大量生成、コード自動生成などを支援します。
CEOのディラン・フィールド氏は「プロダクト数が倍増し、アイデアからリリースまでを一つの場所で完結できる」と語りました。
新機能は数週間以内に順次ロールアウト予定で、SitesとBuzz、Makeは有料フルシートのβ版(Buzzは全プラン)、DrawとGridは全プランで利用可能になります。
SNSでは「デザイナーの仕事が変わる」といった驚きの投稿が相次ぎ、コミュニティは大きな盛り上がりを見せています。