Perplexity、自社ブラウザ「Comet」の開発理由は広告強化 Chrome買収にも意欲

Perplexity(パープレキシティ)のアラヴィンド・スリニヴァスCEOは、自社ブラウザ「Comet」を開発する理由について、ユーザーのオンライン行動をトラッキングし、精度の高い広告配信を目指すことだと明らかにしました。

スリニヴァス氏はTBPNポッドキャストの中で、「アプリ内での検索情報だけではユーザーの十分なプロファイルを作れない。ユーザーがどのホテルやレストランを選び、何を購入しているかを把握することで、より適切な広告を提供できる」と述べました。

Cometブラウザは当初開発が遅れましたが、今年5月にリリース予定です。

一方、米司法省がGoogleに対してChromeブラウザの分離売却を命じる可能性がある中、PerplexityはChrome買収への関心も表明しています。

The Informationの報道によると、役員のドミトリー・シェベレンコ氏は、Googleの既存契約が自社のモバイル市場参入を阻んでいると証言しており、Chrome買収が実現すれば、Perplexityの市場競争力が高まるとの見方を示しています。

また、同じくChromeの買収に興味を示したのが「ChatGPT」を提供するOpenAIです。担当責任者のニック・ターリー氏は、Chromeを統合することで、AIを起点とした新たなユーザー体験を提供できるとBloombergの報道で明かしました。

司法省によるGoogleへの措置が現実となれば、テック業界の競争環境は大きく変化する可能性があります。


出典:TBPN | Wednesday, April 23rd – YouTube
出典:Perplexity CEO says its browser will track everything users do online to sell ‘hyper personalized’ ads | TechCrunch
出典:Perplexity Says Google Deals Hindered Distribution — The Information
出典:OpenAI Would Buy Google’s Chrome Browser, ChatGPT Chief Says – Bloomberg

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